ジャスってこんなに強かったっけ? まぁ勝てるけど。

なぜなら少年漫画が読者(ぼくたち)に教えてくれるのは友情・努力・勝利じゃなく 最後に勝つのは能力のある奴だという きわめて残酷な現実だからだ 

安心院なじみ (『めだかボックス』より)








最近ブログのプロローグで書く事がなくなって困るニシオカ


ホトケが強いのは周知の事実だし、必死に搾り出した「猛打というわりには、点が入らない!」ってなノリも、
我らが傲慢で不遜で一人野球の代名詞・シャクが完封しまくるので「でもどうせ勝つんでしょ」の一言でリターンエースされる始末。




イケダがエロいっていうキャラはお父さんに顔向けできないので封印


フルタのガオガオ語もマンネリ


ウツノミヤのゲバシャはもはや俺がパクってるみたいな風潮






「書く事がないときが力の見せ所やで」

「おもんないことをおもしろくする。それが俺の仕事や。」


などとイキリまくっていた過去を反省せざるを得ない。






どうしたらええんや〜〜


どうしたらええんや〜〜







???「ニシオカさん。そんなに悲観しないでください。まだまだやれることはたくさんありますよ。」



ニシオカ「むっ!?その声は…。」



ドイ悲観のプロである僕からすれば、その程度で悲観するなんて考えられないですよ。あなたが考えるより人生というのは鬱屈です。」






ドイは語る…



たしかにニシオカは、ヒットも打つ、守備もいい、頭も冴えりゃあ、超絶イケメン。
後輩からは尊敬の念を一心に集め、アニソンを歌わせりゃあ天下一品。
まさにパーフェクト、完全無欠のスーパースター



そんなだからあんたは求めすぎるんだ。

俺を見ろよ。

俺は何にもないぞ





普段ジュースを飲むから水に味がないと思うんだ。

泥水をすすれ、地べたを這いずれ。

とことん見上げろ、見上げすぎてバック転しろ。

それが悲観のプロだ。





ドイ「物事を悲観的に見ましょう。そうすれば、ブログだって新鮮さを取り戻しますよ。」



ニシオカ「ドイ…、お前…。」




頼れる後輩の一言に、まさに目からウロコの心境。


そうや、俺は今まで自分が活躍できることをいいことに、あることないこと書き綴ってきた。

面白ければすべてヨシやと勘違いしてきた。








すんません〜〜



すんませんでしたぁ〜〜



船場吉兆並みにすんませんでしたぁ〜〜







ここからは、みなさまのご期待に添えるよう、一心不乱に文字を綴ってゆきたいと存じます。

もしよろしければご鑑賞なさってください。

みなさまにほんの少しの安らぎを与えることができるならば、こんな光栄なことはありません〜〜。




今日の対戦相手はジャスティス。

京阪随一の打力と投手力を誇るスーパースター軍団

ホトケなんて足元にも及びませんが、誠心誠意ぶつからせてもらいますぅ〜〜。





先攻をいただいたホトケは初回。

1番・ニシオカが相手投手の凄まじい剛速球に怯みまくりで、バットを振ることすらできません。

でも、なんか野球は4つボールを投げると出塁できるみたいなんで、それで助かりました。



ありがとうございますぅ〜〜。




でも、最近好調でいらっしゃるイケダさん皇帝・シャクさんが連続三振しはりました。




たぶん

ニシオカが塁上にいたら気分悪いし打つ気せんわ。

ってことやと思います。




すんません〜〜



ほんますんません〜〜





しかし、次の打者は4番ミツイさん


類い稀なる精神力に加え、女に一切見向きされないという苦行に自らを追い込むほど野球にストイックなミツイさん。



こんな仏さんみたいな方にはきっと神様が幸運を分けてくれるはずです。




そして、僕も少しでもミツイさんの力になりたくてワイルドピッチの間に2塁へ進みました。


すんません〜〜


僕みたいなもんが俊足とばしてすんません〜〜





その直後






ドガーーーーン







凄まじい音が御所に鳴り響いたと思ったら、それはやはりミツイさんの打球音でございました。


頼れる大打者の活躍で1点を先制させていただきました



僕もあんなバッターになるのが夢です。

でもどんなに頑張っても無理でしょうね。へへへ。






2回には

先頭バッターのウツノミヤさんが左ひじで投球を受け止めるという妙技により出塁。


おゲバシャアの一言を拝聴することができ、誠に光栄でした。



その後、今年から京都大学にご入学しなさった将来有望な新入生・コバヤシくん、昨年打率0.060という大記録を打ち立てホトケの歴史に名を刻んだ英雄・マウラさんが凡退なさり、

2アウトで僕に見せ場を作ってくれたのですが



僕がそんな重荷に耐えることができるはずもなくクズみたいな凡打を放ち、はいつくばりながらベンチに帰りました




すんません〜〜


ほんますんません〜〜






3回にも

イケダさんが軟式ボールの特性を最大限に活かした「叩きつける」バッティングでエラーを誘い出塁なさると、シャクさんはまるで割り箸を振っているかのように軽々としたスイングで2塁打をお放ちになりました。



無死2,3塁の絶好のチャンスです。




しかし、2打点目は相手が可哀想という理由からでしょうか、尊敬するミツイさんはあっさりと内野フライ。

さらに後続もミツイさんに続けとばかりに凡退し、無得点。



憎き敵といっても過言ではない相手チームを思いやる姿に、思わず涙が出そうでした





慈悲深い〜〜



すごく慈悲深い〜〜







ですが、世の中とは無情なもので

恩を仇で返す

正直者がバカを見る


などという言葉が形容するように、

相手に慈悲を与えれば、自らが苦しんでしまうのです。






さすがのシャクさんも1点リードでは楽に投げることができません。


僕はキャッチャーとして足りないおつむを必死に稼働させて、お役に立とうと努めさせていただきました。


僕の拙い配球にもかかわらず、相手打者は次々と凡打に倒れます





しかし案の定ピンチが訪れました。

突如、2連続ヒットを打たれて無死1,2塁。





たぶんシャクさんは



「下手くそな配球で打ち取れることを覚えたら捕手として大成せんな。」



とお考えになり、僕の鼻っ柱を叩き折るためにわざと打たれはったんやと思います。



真の優しさとは何かをわかっていらっしゃる素晴らしい方です。





ですが直後に僕がシャクさんの長く伸びる四肢から放たれた白球を取り損ね、無死2,3塁となりピンチが広がります。





すんません〜〜


ほんますんません〜〜







もし失点するようなことになれば、

自らの左腕を引きちぎり、それをホルマリン漬けにしてシャクさんの家に送ることでお詫びしようと考えていましたが、

僕の反省を察したシャクさんはここから怒涛のピッチングで3者連続凡退に打ち取り、僕の左腕を守ってくれました。





慈悲深い〜〜



すごく慈悲深い〜〜







そして、どうしても追加点をいただきたい5回の表



先頭バッターは新入生のニシムラくん


若干僕と名前がかぶっていますが、僕(ニシオカ)は単なる「おか」なのに対し、

彼(ニシムラ)は荒れ果てた荒野を開拓し、人の生活できる環境を作り、ひとつの社会集団としての「むら」にまで発展させていらっしゃいます。



そんな優れたお方がヒットを打つのは自明の理。


素晴らしいセンター前ヒットで出塁なさると、半分おハゲになった方が捨て身タックルでつなぎます。







一死2,3塁のチャンスに打席に立つのは、私が師匠と崇めるあのお方です。







ドイ「どうせヒットなんか打てないんよ。ヒーローになろうなんておこがましいし、むしろクズだといって罵倒されても、かまっていただけるだけありがたいというべきなんよ。」






ボテーーン






さすが我が師匠。



やはり僕が一朝一夕に身につけられるほど「悲観」は簡単ではないんですね。




師匠の打球はこれでもかというぐらいのドン詰まり

野球をしたことがない小学校3年生女子でもさばけそうなしょうもない打球




でもこれが師匠の真骨頂。


3塁ランナーが無事に生還し、2−0と引き離させてもらいます





その後、相変わらずシャクさんのナイスピッチングは続き、


ファーストの守備についた師匠が、高めの送球をとった際に思わず尻餅をつき、そのまま尻でベースにタッチするという神業を披露するなどで相手に得点を与えず、見事な完封勝利。


スーパースター揃いのジャスティスに勝利させていただきました。





ちなみにこれまで絶好調だった僕(ニシオカ)とイケダさんは調子に乗りすぎたためにノーヒットでした。

やっぱり謙虚さが一番です。

一日でも早くドイ師匠の境地に達せるように精進します。







今日の英雄






ミツイさん



2打数1安打1打点







シャクさん



完封勝利









今日の神様





ドイ師匠



2打数0安打1打点



人生とは何たるかを学びました。

ありがとうございますぅ〜〜

ほんまありがとうございますぅ〜〜







ハツネさん



いつもスコアつけてくれてありがとうございますぅ〜〜

当たり前みたいになってるけど、無安打のプレイヤーよりよっぽどチームに貢献してます。

もはや筆跡見ただけで興奮するレベルですぅ〜〜

打ち勝つ! これぞホトケ野球! 〜イレ戦〜

バァ〜〜カ!!



駒田徳広



(1989年日本シリーズ「巨人VS近鉄」第7戦において、近鉄投手・加藤哲郎から先制本塁打を放った際、3塁ベース上で叫んだ言葉。この年、巨人は3連敗スタートを喫しており、第3戦の勝利投手である加藤哲郎は「巨人はロッテ(パ・リーグ最下位)より弱い」といった旨の発言をしていた。)







シャク「5番を誰にするかやな〜。」



1か月前の金曜日は



シャク「ミツイさんがいないなんて…。これは負け覚悟ですね。」
と弱音を吐いていたキャプテンだが、ミツイの必要性に疑問を感じてからは一切の迷いなし。





たしかに先日は見事なホームランを放ったミツイ


しかし、1番ニシオカは以前絶好調、イケダにもいい当たりが増え始めたことに加え、自分が4番を打てばなんとでもなると判断したのです。







2試合連続で本塁打が出ている好調ホトケ打線に恐るものなし。







いつものように試合開始30分前にはグラウンドに到着している主力メンバー。

しかし、そこに現れたのは意外な人物…。



スヌ永田「おい!なんやお前ら、助っ人なら今日は要らんぞ!」






どうやら今日は1番グラウンドだったようだ…。



8割以上の割合で2番グラウンドを占拠しているホトケ。



突然のグラウンド移動に驚きを隠せないでいると、そこへ現れたのはシャクニシオカ




シャク「あのライトスタンドの遠さにはもう辟易したんや。」


ニシオカ「ミツイ以外にレフトにホームラン打てるバッターおらんし、それなら俺に期待してくれてもいいんちゃうけ?」






そう、「左打者にとっての2番グラウンド」=「右打者にとってのフェンウェイ・パーク」


ボストン・レッドソックスの本拠地、レフトにそびえるグリーンモンスターにも匹敵する鬱陶しさ




打ちそうで打たないフルタ

打ってそうで打ってないウツノミヤ

打たなさそうで打たないドイ



こういったメンバーが下位にいる以上、打線がつながらないのは必然。




ならばいっそのことホームランでの大量得点を狙うほうが賢いというもの。






豪快な空中戦で勝利をつかむのだ!!







初回


例のごとくニシオカがヒットで出塁するも、久々登場2番・キムラが投飛で足を引っ張る。


3番は最近の活躍をかわれての大抜擢、イケダ





カキーーーン





様々な打順での起用にも動じない崇高な精神力でセンター前ヒット。


さらにシャクが影分身で満塁とすると、

5番には見知らぬ男が。




見知らぬ男(名前忘れた)「あ、僕、シャク先輩の後輩です。一応、高校ではキャプテンでした。」





カキーーーン





ライトへ華麗な流し打ち、タイムリーヒット



幸先のよく1点を先制。






しかしなぜかベンチでは浮かない顔する男たちが…




ウツノミヤ「あんなやつが入団したら、俺たちの出場機会がゲバシャア。」


ドイ「マジで公式審判員になりそうですやん…。」




こいつらに「自分が成り上がる」という思想はない。


ライバルを蹴落とすことだけを考える悪しき政治家的思考




もし1−0のまま勝利ともなれば、見知らぬ男の活躍はいっそう引き立ってしまう。







それだけはなんとしても避けたいこの男たち。



もちろんこいつも


モリ「カモン!ど真ん中スローボール、カモン!」



気合の入るモリ。






フルタ「俺は三振に1000円。」


マキノ「じゃあ俺は2ベースに1000円。」







「三振 or 特大2ベース」のこの男、果たして…。









ボテーン





なんと打球が地を這っている!



世にも珍しい内野ゴロ、しかもエラーで2塁へ!



まさかの選択肢に驚くフルタとマキノ。






例えるならば、






阿畑「どの変化球にするんや?」



  スライダー
  フォーク


阿畑「えっ!?変化球には頼らないってか?」






みたいな感じ。




その後ドイのえげつない三振で2アウトとなるも


打席にはニシオカ





ニシオカ「最近なんか寂しいんや。」






打率5割弱と絶好調のこの男、一体何が寂しいのか。






<CASE1>


「イケダ、カシワギがヒット」


→  オッシャー!  ナイバッティン!




<CASE2>


「ニシオカがヒット」


→  うぃー(棒読み)  おっけーい(棒読み)







ニシオカ「俺だってテキトーにヒット打てるんちゃうねん!努力の賜物やねん!」








ドカーーーン







右中間へ上がった打球は伸びる!






なおも伸びる!






2ランホームラ…








ンかと思った打球はあと一歩及ばず2ベース。





しかしこれで2−0とすると、




キムラがしょうもない投飛やけどエラーやったし素晴らしいバッティングでつなぎ、



イケダもしょうもない遊ゴロやけど調子イイからエラーになった素晴らしいバッティングで1点追加。





なおも二死1,2塁で打席には






ゴゴゴゴゴ・・・






ドドドドド・・・









ドジャァ〜〜〜ン








シャク「見よ!これが1番グラウンドでの打撃の真髄や!」










ドガーーーーン








右中間へ強烈なライナー!



だが…




落ちてこない!






ライナーはなおも浮上し続ける!






バコン!










最後は大木に直撃!自然に敬意を払わない特大ホームラン!






シャクの今季2号3ランホームラン


金田正一まであと34本)





不振に悩む男の会心の当たりに活気づくベンチ!


これが俺たちの4番だ!


今まで誰が4番打ってたっけ!?






この回一挙5得点で、今季3度目となる2回までに6得点を記録。




これでこの試合もいただいたぜ、と一同が思い始めたそのとき。







カシワギ「う、うわぁ!あいつが来やがったぁ!」




すると現れたのは、






ギータカ「うぃーす。久しぶりー。」(できるだけ低音で脳内再生しよう)






久々に現れたホトケNo.1イケメン・ギータカ




マキノ「おい、カシワギ。さすがにそれは失礼やろ。」





カシワギ「違う違う!その後ろや!」




















先日に引き続きまたもや突然現れたフナコシ(汚物)



こりゃあ何か大変なことが起こりそうだ…。






いつもヘラヘラ、ホトケのベンチに這いよる混沌・フナコシ(汚物)が現れた直後、







やはり事件は起こった!







バコッ!













なんと打者・モリの場面で頭部死球






一時、場が騒然となる。






キムラ「これは大変や。でもご安心ください、我々にはこういう時のためにフナコシがいます。あいつを憎悪・憤怒・遺恨の矢面に立たせることで事件は解決するだろう。」





しかしここでとある異変に気づく。








フナコシがいない





自転車もない









帰ったのだ!








この短時間で帰ったのだ!








所要時間およそ2分…




この逃げ足の早さ。



我々世代ならば初代ポケモンのサファリゾーンに出てくるケンタロスを思い出さずにはいられない






その後、

途中出場のカシワギのライト前ヒットおかわり君(ヤマウラ)がようやくおかわり君中村剛也)っぽい2ベースイケダがこの日2安打目を放つなどするも、
危険球で交代した投手から点が奪えず苦しむ。





だがいかに京阪リーグとはいえさすがに6点はセーフティリード



どこかの馬の骨みたいな兄さんにさえマウンドを譲らなければ勝利は確実。







連日の完投で疲弊するシャクに勝ち投手の権利だけあたえたところで投手交代。


5回からはなんちゃってエースことキムラがリリーフ。






だがしかし、




先頭バッターの投飛を自らエラーすると、
死球や不運なヒット、ちゃんとしたヒットなどが絡んで2点を失う






無駄なぜい肉のない細身のキムラ




躍動している時は、スマートで洗練された肉体美に見えないこともないが


4打数無安打、2回2失点という不甲斐ない成績では、ドキンちゃんに悪ノリをしかけるホラーマンにしか見えない。







結局最終回は、ここまで公式戦で13回無失点のなんちゃって守護神・ニシオカ三者凡退にしとめゲームセット。






6−2で完璧な勝利。



チームとしては3試合連続本塁打の快挙達成





5月の残りはジャスとの2連戦なんで頑張りましょう。








今日の英雄






シャク




特大3ランホームラン








イケダ



(3打数2安打1打点)

「復活」 ホトケの4番はこいつしかいない!

ホトケはただの調整の場


中村文彦

(薬学部の4大戦でしょうもないピッチングをした直後の一言)





猛打から一転し貧打の様相を呈してきたホトケも、先日のジャスティスには快勝。

再び勢いを取り戻さんと意気込む。



だが、前戦快勝と言っても実際に打ったのは1番・ニシオカだけといって過言ではない。

猛打再建には中軸の活躍が必須なのは変わりないのだ。





本日の対戦相手はリソシス。


実力はあるがやる気が皆無なので、早めに叩いてしまえば意気消沈してくれる可能性が高い。

逆に、下手に攻めあぐねると勢いに乗って大量失点というパターンもあるので注意が必要だ。




しかし、我らがキャプテンはそんなことに気を使う余裕なし。


今日は久しぶりに人材不足でスタメン決定に思考を割かなければならなかったのだ。



シャク「なんてこった…。あいつらが揃ってスタメンとは…。こりゃあ大変なピッチングになりそうだ。」




シャクの視線の先には…





ハーフハゲ「違いますよタイキさん!もっと、角度がこうです…!」


モリ「うっ…。こ、こんな感じか?」


ハーフハゲ「そうです!いい肘の角度ですよ!
右ひじ左ひじ交互に見て〜♪」







踊り狂う2人に不安の色を隠せないシャク






と、そこへ




ミツイ「おい、心配すんなよシャク。俺が最高級のバッティングで援護したるからな!」




昨シーズンまでの調子が出ず、苦しんでいるこの男がいつになく明るい…




というのも、
先週の土曜日に遡る。


キムラ・ニシオカと共に薬学部の4大戦に遠征したミツイは「VS東大戦」の試合終了の整列の際、運よく相手の女子マネージャーの真前に対峙。


女の子と握手することに成功したのだ!(11年ぶり4度目)






女の肌に触れる…






この快感に味をしめたミツイは、凄まじいバッティングを披露してベンチに帰ってこれば、何の違和感もなく女子マネとハイタッチできるという結論に至った!




子供の無垢さ大人の卑猥さを兼ね備えた思考回路。





こんな不純な人間に野球の神様は微笑むのだろうか…





初回


投手不足に悩まされる中、エース・シャクは連日のマウンドへ



リソシス × シャク = 一発病




この図式をしっかりと頭に入れての、捕手ニシオカのリードを軸に丁寧なピッチング。
幸先よい立ち上がりを披露するシャク。







しかし、裏の攻撃。



マウンドにはリソのエース・ヤマグチさん。


川上憲伸カットボール
上原浩治のフォーク
今中慎二スローカーブ
ヤマグチさんのスライダー


のように京阪では恐れられる好投手。


ホトケも前回のリソ戦では苦杯をなめさせられている。
(詳しくは過去ブログ参照。)







今回も


ニシオカ → 投ゴロ

カシワギ → 投飛

シャク  → 投飛


と初回を完璧に抑え込まれる。






打てない… 打てない… 打てない…









嫌なムードが漂い始めたその時である!








???(汚物)「お前ら、頑張れよー。」





どこからともなく聞こえる汚い声援…



カシワギ「あ、あなたは…!!」









フナコシ(汚物)「お前ら、また打たれへんのんか?もっと気合い入れんかい。」





なんと、現れたのはフナコシ!
(カンのいい人は汚物でわかる。)



来ると負けを呼び込む疫病神が、神聖な御所に現れたのだ!





ますます嫌なムードのホトケベンチ。







なんとか勝機を見出したい2回の攻撃。




打席には








ゴゴゴゴゴ


 ゴゴゴ


ゴゴゴゴゴ


  
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
        










ウツノミヤ「こ、これは…!?『ゴゴゴ三井』!?」



イケダ「久々に…、ここで来るのか…!?」












ミツイ「俺はカブレラだ!京阪のカブレラだぁ!!」








ドグワァァァシャアアア!!!!















イッターーーーーーーー!!






打った瞬間それとわかる当たりーーー!










アレックス・ミツイ


今季第1号ホームラン!!通算5号!


(本物のカブレラまで残り351本)







およそ8か月もの間、我々が待ち望んだ至高の放物線!



優雅にダイヤモンドを駆けるミツイ





そして…






ウツノミヤ「ナイスバッティングです。ゲバシャ。」


ミツイ「うるせー!どけぇ!」







女マネ「キャーキャー!ナイスバッティングですぅ♡」





念願の女子とのハイタッチ!





ミツイ「これで俺の人生はやり終えた…。いつ死んでも悔いはない…。一生『TENGA』生活でもええわ。」




怪物が青春を謳歌する中、ホトケナインはとある異変に気付き始める。





クマ「ガオ?ガオンガオーン。」

(訳:あれ?フナコシさんがいないぞ!?)






フナコシがいない




自転車もない








帰ったのだ!







この短時間で帰ったのだ!








所要時間およそ2分…



この逃げ足の早さ。



我々世代ならば初代ポケモンのサファリゾーンに出てくるケンタロスを思い出さずにはいられない。




この疫病神の帰還怪物の復活に大きく寄与したのであろうことは、現代科学で解明できなくとも当事者間で法規範として遵守すべき認識が一般的となり慣習法として法源となるレベル。


これで完全にホトケのペース。








その後は


前日に続き5番に入ったイケダが2ベースを放ち、エラーの間に生還。


2-0とすると、終始リードを保つ展開に。




連投のシャクも援護に応え見事なピッチング。



緩急を使ったカーブ、低めに決まるスライダー、そして威力のあるファストボールを高めの釣り球に使い、三振の山を築く




序盤のピンチで、痛烈なセンターライナーをカシワギが好捕して失点を防ぐとその後は安定したピッチング。





そして、試合終盤には


ハーフハゲことジョーザキが捨て身タックルで初出塁を記録すると、

ニシオカのライト前ヒット、エラーと四球などを挟んで、再びイケダがセンター前ヒット。




イケダ「俺の居場所はここでした!2番でも9番でもなく、俺は5番でこそ真価を発揮するんや!」





さらに6回


四球の走者を1塁におき、打席にはジョーザキ




ハゲ「俺は間違ってた。俺は右打者なんやから『右ひじ→左ひじ』じゃなくて『左ひじ→右ひじ』や!」





カキーーーン!






16打席目でようやく初ヒット!
しかも痛烈な2ベース!





モリ「やったな!ジョーザキ!

初Hや。おめでとう。赤飯炊くわ!」




ウツノミヤ初Hおめでとう!白いのがよく飛んでたぞ!」











いつのまにか獲った点数は10点に…



相手のミスが多かったとはいえ、得点が獲れなかったホトケにとっては今後のプラス材料である。





だんだんと気温が上がり、立っているだけで汗が流れる気候になってきましたが、この男のスタミナには関係なし。




シャクが7回を完封して完全勝利。






1試合ごとに安定感を増し、信頼できる絶対的エースになってきたのではないでしょうか。










ホトケの黄金体制2年目。


当初はどうなることかと思いましたが、なかなかまとまっていて昨年にも増していいチームです。


このチョーシでガンバロー!!







今日の英雄







ミツイ





特大先制ホームラン!









シャク





7回完封

この男、覚醒中につき… 〜ジャス戦〜

大切なのは「準備」です

なんでも「準備」なんです

「準備」がなくては何にもできません



大道典嘉




先日マジシャンズに敗れ、失意に沈むホトケ。

しかしいつまでも情けない顔はしてられない。




今日は昨年4戦4勝(そのうち兄さんを投げさせて2勝)とお得意様にさせてもらったジャスティスとの対戦。




ホトケの超強力打線で、ここは軽〜くひねりつぶしてやろうか。

キヒヒヒ。




という感じのプロローグで本題に入るのがいつものパターンですが…





「猛打」「超攻撃型」「重量打線」


などと大言壮語を並べてきましたが、

マジシャンズ戦では2試合とも1得点しか奪えず敗北するなど結果が出ていない。





実際に成績を見てみると


ミツイ 0.333

シャク 0.321

カシワギ 0.276




上位打線を担うバッターとしては些か心もとない数字である







ただ一人、孤軍奮闘で気を吐いているこの男を除いては…





ニシオカ  0.484






リードオフマンであるこの男がこれだけ数字を残しているのだから、中軸さえ打てれば確実に点が取れる

ホトケの猛打再建には中軸打線の奮起が必須条件なのだ…。







試合開始1時間前から御所で特訓に励むホトケナイン。



カキーーン



カキーーン





イケダ「なんやこのふざけた打率は!これがPL魂を受け継いだ者の成績なんか!自分自身に腹が立つぜ!」





カキーーン



カキーーン





ドイ「昨年の序盤、シャクの入団前でカシワギも不調だったあの頃。俺は一時ホトケのゴールデンルーキーの名をほしいままにしていたんだ…。なのになんや今の成績は!未来のダウンタウンと呼ばれたりあるキッズか!」






そこへ忍び寄る黒い影…






シャク「おい、お前ら今日は頼んだで。」





シャクの手にあるスコアブックにはこう書かれている。






3番 ドイ



4番 シャク



5番 イケダ





ミツイが謎の温存を申し出たために生まれたホトケの新クリーンアップ





ドイ「ありがとうございます!釈迦…、いや間違えた、シャク様!」


イケダ「必ずあなたに勝利投手の権利をプレゼントいたします!」





シャクの粋な計らいに気合いが入る2人。








だが、客観的に見てどう考えても得点が入りそうにない



ラミレス・筒香・吉村のいない開幕当初のDeNA打線より酷い






はたしてこの2人は期待に応えられるのか…。






ジャスの先発は主将かつ4番かつエースのクサノ。


抜群の制球力で昨年のジャスティスの勝利数14中11勝を一人であげた猛者。




そのクサノが最高の立ち上がりを見せ。


初回はニシオカ・マキノ・ドイが3者連続三振にきってとられる不安なスタート。






マキノ「お、おかしい…。なぜ俺の苦手なコースにばかり…。確かにクサノの投球は素晴らしいが、何か他にカラクリがあるはずだ!」



ジョーザキ「ま、まさか、あれは…!?」





おもむろに相手捕手を指差すジョーザキ





するとそこには…


サカモト「ゲヘヘ、お久しぶりですホトケの皆さん。」


そこにいたのは1回生のサカモト。

すでに何度もホトケを訪れ、試合にも出場したこともある。





モリ「お前!なぜ…!?」



サカモト「俺は今日からジャスの選手なんですよ。あんたらにはもう興味がありません。ただ、ホトケの選手の弱点は知り尽くしたんで、捕手として有効利用させてもらいますよ。」








裏切り者…






「ホトケ最高ですね!」


「ホトケに骨を埋めたいです!」


「ホトケの一員として恥じない人生を歩みます!」







あいつがそう言ったから…

あいつが輝いた目でそう言ったから、




俺たちはなけなしの小遣いで、汗水流して手に入れたバイト代で




晩飯をおごってやったんだ。








契約金2億をひっさげてアメリカへ帰った元ソフトバンク・ペニーに負けず劣らずの外道っぷりに怒るホトケベンチ






???「許せねェ…!」










イケダこいつ絶対、許せねェ!!







ドゴーーーン







5番に入ったイケダが期待にこたえる痛烈な2ベース




しかし、絶好の先制チャンスにも続くバッターはホトケが誇る大型手動式扇風機ナカムラ・フルタ



振り回すタイプにはめっぽう強いピッチャー・クサノに簡単に打ち取られチェンジ。






得点すべき場面で得点できない…

今のホトケが抱える最大の問題点。





重い空気がベンチを包み込む








ところが






ウツノミヤ「ゲバシャアアアアァァッ!!」




9番ウツノミヤがエラーで出塁


こいつに空気なんて関係ねぇ…!


大自然の清らかな空気でさえ汚染し、空気清浄機を2日で機能不全に陥らせるこの男には…!






そして打席には




絶好調男・ニシオカ





==================




ニシオカ「しょうもないクリーンアップには任せらんねぇ!オレが勝負を決める!」



明らかな死亡フラグを立てつつバットを振りぬく!






カキーーーン





痛烈な打球は右中間を見事に割るタイムリー2ベース




ホトケが1点を先制!



死亡フラグすらはねのける強靭な精神力!


====================









………




ってな感じだと敬虔なホトケブロガーならば予想したことでしょう。






でも、よく考えてください。






今日の記事の題名は何だったでしょうか?

覚えていますか?










画面のスクロール、御苦労様です。




そう今日のテーマは「覚醒」




そして「覚醒」したのはこの男!






実際はこうだ!








ニシオカ「ペルソナァッ!!」

















ドゴォォォオオオオン!!!










右中間へ上がった打球は伸びる!







なおも伸びる!











突き刺さったーーーー!!














ニシオカの第1号先制2ランホームラン!


(ガルベスの通算本塁打数まであと9本!)





今季序盤から覚醒モードだったのにもかかわらず、さらなる覚醒



まさに覚醒の重ねがけ





つるぎのまいつるぎのまいつるぎのまい








さらに

イニングは進んで5回




モリ「将来の4番は俺やでーーー!!」






ドカーーーーン






レフトオーバーの特大2ベースを放つと、







またもこの男!



ニシオカ「いまだ得点0のモリにプレゼントだーーー!!」






バコーーーン






打球は少し詰まりながらもレフト線へ落ちるタイムリー2ベース







本日3打点の大活躍!









その後、途中出場のハーフハゲが2三振するなど愚行を見せつけるも、
イケダが2本目の2ベース代打・ミツイが尋常ならざるオーラで影分身をきめるなど、流れを相手に渡さない。








守備の方ではピッチャー・シャクが三振とフライアウトを量産。



内野が暇すぎる」との不満がでるほどの好投で5回を無安打無失点。


その後、寝不足のシャクに代わりニシオカが6,7回を無安打で締め








結果3−0の無安打完封勝利でゲームセット。






昨年盤石の強さを誇ったチーム状況を彷彿とさせる圧倒的勝利。





この勢いで勝ち続けましょー!







今日の英雄







ニシオカ



(4打数2安打1本塁打3打点)

先制の2ランホームランを含め、チームの全打点をたたき出す大活躍!









番外編







イケダ「シャク様。わたくしめの活躍はいかがでしたでしょうか?5番を担わせて頂いた期待にこたえられましたか?」



シャク「うむ。3打数2安打、2塁打が2本。…素晴らしい。ニシオカがいなければ今日の英雄はお前だったかもしれぬな。」







ドイ「シャク様。わたくしも3番として恥じないプレーをしました。いかがでしたでしょうか?」



シャク「…、むっ?4打数無安打だと…?

ええいっ、こやつをひっ捕えい!!」








リベンジなるか!? 白熱のマジシャンズ戦

2年目のジンクスという言葉はマスコミのみなさんが作った言葉

僕には関係ない

澤村拓一




宿敵オールウェイズに勝利し、前期リーグ優勝へ大きく近づいたホトケ。


しかし誤算だったのはその前のマジシャンズ戦


エース・シャクを温存攻守の要・ニシオカを欠く苦しい戦力で果敢に立ち向かったものの


我らが兄さんのフラフラな投球術と弟のサードが醜い守備などが災いを呼び敗北


リーグ優勝のための目安としては「2敗」が限度。

さらに言えば、最も危険なオールウェイズには2戦とも負けても大丈夫、という状況を作っておきたい。




ゆえにこれ以上の負けはチーム状況の圧迫である。






もちろん

そんな概算など全く関係なく、敗北に対する悔しさは1週間経とうが10日経とうが消えはしない。


まずはマジシャンズをぶっ潰す。



それだけだ。







シャク「よっしゃ、お前ら!この悔しさを爆発させるためにリベンジの歌を合唱だ!!」



カシワギ「ボッコボッコにし〜てあげる〜♪」


ドイ「京阪中のだれ〜だ〜れより♪」


ウツノミヤ「ボッコボッコにし〜てやんよ〜♪」


ニシオカ「だからちょぉっと〜、直球(まっすぐ)投げてよね〜〜♪」


c.初音ミク







御所2番グラウンドのベンチ上で声たからかに歌うホトケの戦士たち。


彼らたちは1年間、筆舌に尽くしがたい激戦を潜り抜けて至上の絆を手に入れたのだ






ジョーザキ「おはようございます!みなさん元気ですね!」




そこへ現れたルーキーのジョーザキ。



我らがホトケに加わったニューカマーの登場に一同が振りむく



とそこで、





信じられないミステリーが!









モリ「ワッツ ハップン!! アンビリバボー!!」


フルタ「ガオン?ガオガオガオーン。」
(どうしたってんだ?何も驚くことなんてないじゃあないか。)








慌てふためくモリと冷静なフルタ。


ジョーザキを間に挟んだ2人の反応は明らかに違うものだった









ハツネ「えっ?どういうことですか?わたし、気になります!!」




ミツイ「みんな!ジョーザキの右側へ移動するんだ!モリとフルタの明らかな相違点、それは立ち位置だ!」






ジョーザキ「うへへ。どうっすかねぇ、これ。イカしてるでしょ?」
















なんとジョーザキの右側頭部にまったく髪がないではないか!



こんな状態ではいつ踊りだしてもおかしくはない。









シャク「お前、ベンチな。」




こんなDQNが野球出来るわけねぇ。




はたして、主将の判断の結果は…。













後攻ホトケは初回


先頭のニシオカが影分身で出塁すると、ワイルドピッチですかさず2塁へ。



すると2番・カシワギが久々の「神童っぽさ」を発揮し、セカンドエラーを誘う間に1点を先制。


真・アニメイト打線もかなり様になってきたようです。






しかし、その後はマジシャンズの堅実な守備に阻まれ、なかなか得点のチャンスを作れない。




ミツイの痛烈なレフトへの2ベースモリの特大センターオーバーの2ベース兄さんの老体に鞭打つ捨て身タックルなどが飛び出すも後続が続かない。


ウツノミヤに至っては2打席連続で痛烈な打球が守備の正面を突く不運




結局4回までで1点しかとれず、だんだんと空気も重くなる。









それでも流れがホトケペースなのはこいつのおかげ。





そう、我らがエース・シャクヒデキ!




前回はベンチからただただ防戦の試合を眺めることしかできなかったこの男が奮起。



4回までをパーフェクトピッチングで相手を追い詰めることに成功した。




オールウェイズすらかつ完封する

いわんやマジシャンズをや

(抑揚形)





さらには途中からサードの守備に着いたドイが前方への難しいポップフライをスーパーダイビングキャッチするなどの好守を披露。



あの陰鬱なドイがこんな気迫のプレーをみせるなんて…


ロールパンナちゃんが嘘みたいな心変わりすんのもあながち作り話じゃないんかもな、などと皆がやなせたかしに思いをはせる中









ある男が異変に気付く。







イケダ「…。お、おかしい。今日は兄さんがファーストを守っているんだぞ?こんな異常事態で勝っているなんて…。…いや。それならまだいい。もっと異常なのは…。」





チラ、と視線を傾けるイケダ。




そこにはベンチにたたずむフナコシ(汚物)の姿が…。





ヤマグチ「む、むう…。たしかに、兄さんと汚物。このホトケ史上最大最凶の2大災悪が揃っているのに、こんなに相手が攻めあぐねるなんて考えられない…。嵐の前の静けさとしか…。」





ホトケナインの脳裏に最悪の事態がよぎる。



もしや、この試合は一波乱くるのではないだろうか?



もしかして、相手の手札は


『封印されし者の右足』

『封印されし者の左足』

『封印されし者の右腕』

『封印されし者の左腕』

『強欲な壺』



なんじゃないのか?





そんな不安は



現実のものとなって訪れる。








5回


エラーとフォアボールで1死1,2塁のピンチ




次の打者の打球はセカンドへのゴロ、ゲッツーでチェンジ!



かと思いきや










セカンドから聞こえてきたのは謎のリズム






???「デンデンデデン、デンデンデデレデレ、デンデンデレッデ♪」





















ジョーザキ右ひじ左ひじ交互に見て〜♪右ひじ左ひじ交互に見て〜♪」




シャク「何やってんだてめーーー!!!」






踊るジョーザキはそのまま打球へ突進。





モリ「右…、」




ドイ「左…、」










フナコシ右だー!







なんとボールに向かって差し出したのは『右手』!!


当然グローブは左手にはめている。


ということは…






痛恨のタイムリーエラー!!








呆然唖然のホトケベンチ。



さらには内野ゴロの間にも1点を奪われ、逆転される





残す攻撃はあと3回。


普段のホトケなら1点ぐらいすぐに追いつけるはず…


だが、なんのバチがあたったのか打順は下位打線から、さらに選手交代で打力が大幅に減退していたためあっという間に最終回。



他のチームならこのままあっさりと試合終了となりそうなものだが、ここからはホトケが誇る強力上位打線。


1死後




打席にはここまで6試合連続マルチ安打の絶好調男・ニシオカ





ニシオカ「大丈夫だ!俺たちはピンチをチャンスに変える。さっきのリズムエラーだって、視点を変えれば武器になりうるはずだ!行くぜッ!」







ドッテドッドテ、ドッドテドドテ♪










ニシオカ「きり〜んすまっしゅ、オア、きりんれし〜ぶ♪」




きりーーーん





きりーーーん








キリンスマッシュ!!









カキィーーーン!!








一塁線を抜く痛烈なヒット!



同点のランナーが出塁する。

さらにはキャッチャーからの牽制が悪送球となり走者は得点圏へ。



カシワギがライトフライに倒れ2アウトとなるも、なおも同点のチャンスに。





バッターは頼れる男・シャク








ウツノミヤ「よっしゃー!いったれ、リズムに、リズムに乗れぇ!!」


ドイ「みんなー!掛け声いくぜー!きりーーんすまっしゅ、オア、きりんれしーーーぶ!!」



一同「きりーーんすまっしゅ、オア、きりんれしーーーぶ!!」







きりーーーーん







きりーーーーん










きりーーーーん













シャク「ごめん。オレ、お笑いとかようわからんねん。」






ボテーーン







センターフライでゲームセット




早くも今季2敗目。

残りはなんとしてでも勝とう!!

紅白戦 『負け犬たちが吠えた春』

ゴミ箱にゴミを投げて入らなかったとき「おい野球部w」と言われる   



野球部あるある





今年も昨年同様の横綱野球を展開し、4月を7勝1敗の快進撃。




新入生も徐々に固まり、新歓も順調に進んでいるといえる。




だが、しかし、笑顔がはじけ、明るさあふれる幹部の2回生たちとは裏腹、




この世の不幸を一身に背負う憐れな哀しき男たちがいた。





フナコシ「忘れないで夢を?こぼさないで涙?だから君は飛ぶどこまでも?


夢か…。そんなものがあった時代が懐かしい。


涙は枯れつくしてもう出ない。


俺には翼がない。飛べない。」




ナカムラ「全国屈指の進学校に入学。
友達からも親戚からも将来を嘱望された。


大学受験で周囲の期待を裏切った。
同級生たちには先を越された。
親は泣いた。


大学入学後、サークルでも周囲の期待を裏切った。エースと呼ばれていた。5番を任されていた。結局ベンチウォーマーになった。


そして…またやらかした…。鈍物として歯牙にもかけなかった後輩たちと机を並べて講義を受けることになった。


親には見捨てられた。」




サトウ「髪をあかるくしてみた。でも、心は暗いまま。真っ暗。闇。闇。闇。


週22コマ。何のために勉強しているんだろう?誰のために勉強しているのだろう?


このまま大学を卒業し、どこかの会社に就職する。


お金をもらう。何に使う?画面の向こうの彼女は出てきてくれない。


歳をとる。そして、死ぬ。周りには誰もいない。奥さんは画面の向こう…。」




…。






2年前の4月、彼らは京大のクスノキを見て、時計台を見て、小躍りした。




これから待ち受ける楽しいキャンパスライフ。


最高の環境で素晴らしい仲間たちとの知的な生活。


勉強だけじゃない。グランドでは思う存分汗を流し、青春を謳歌


傍らにはいつもかわいい彼女…。




誰もが思い描いた。夢。理想。



誰もが同じスタートラインから、足並み揃えて走り出した。



あれから2年。



3回生になった者もいれば、なれなかった者もいる。



彼女が出来た者もいれば、できなかった者もいる。



サークルで確固たる地位を築いた者もいれば、排除された者もいる。



なぜ、こんなにも大きな差がついたのか?



わからない。



だが、これだけは言える。



彼らは負け組。負け犬。敗者。マダオ。汚物。



最近では、ホトケにも顔を出さなくなった3人。



野球など出来ようはずもない。足を引っ張るかもしれない。迷惑をかけるかもしれない。



頭をよぎる負の感情…。



そんな彼らを不憫に思ったのだろうか。帝王が彼らに語りかける。




シャク「野球したかったんでしょ?あんたらの死に場所を用意しましたよ。


紅白戦で我々2回生の練習相手になってください。


もっとも、あんたらじゃ練習にもならないかもしれないので、力のある1回生たちを先輩チームに入れてあげますよ!」




フナコシ「どうもありがとうございます。シャクさんの下々の者を思いやる御心遣いには感謝感激です。」



ナカムラ「さすがは帝王のシャクさん。王たるに相応しい資質を兼ね備えてますね。」




後輩に嘲りの言葉を浴びせられ、冷ややかな眼差しで見られようとも、笑顔でゴマをする先輩二人。




なぜ吠えない?




なぜ拳を握りしめて悔しがらない?




染みついた負け犬根性。哀しき習性。




彼らの目に再び光は宿るのか?




それとも、負け犬のまま終わるのか?




2回生 対 3回生+1回生




久しぶりのホトケ紅白戦が始まった。








2回生軍先攻の初回、好調な彼らのバットが猛威を奮う!!!



カシワギのヒットドイの三振シャクのヒットなどで、たちまちチャンスを作ると、




モリ 「英語なんて言葉なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!!!」






グワシャーーーーーーン!!!






東進の安河内ばりの情熱ツーベースを放つと、




続くは 見た目は小沢一郎 中身は男性器の塊 ウツノミヤ




ウツノミヤ「俺は無罪。大手を振って町を歩ける。」






ガギーーーーーーーーーーーーン!







自らの無罪を祝うかのような下品なタイムリーを放つ!!!





こうして、なんやかんやで先発ニシオカがいきなり4点を奪われる嫌な展開。





反撃したい先輩軍ニシオカミツイナカムラキムラの散発4安打に沈黙し前半を終える…。



そして、5回、先頭はフナコシ




マキノ「あんたらが僕らの二軍なんじゃないですか?へへ。」



ヤマグチ 「老害はグランドの隅でペタングでもしててくださいよ。」



比較的先輩を尊敬していたであろう者たちにさえなめられる体たらく。




フナコシ「やっぱり俺に野球なんて無理や。家に帰って一人でクラムチャウダー鮭のムニエル作って食べよう。一緒に食べてくれる友達も家族も俺にはいない。」



母がパチンコに集中できる環境を作るため、実家を追い出され、下宿を始めたフナコシ。



生来の寂しがり屋がたたり、ますます塞ぎ込む毎日。



バットで3回空を切って、惨めにベンチに帰ろう。



ネガティブな感情が支配する中、人一倍彼に厳しく接していた男が声援を送る!




ニシオカ「なに言ってるんだフナコシ。この前食べさせてもらった、おまえのクラムチャウダーうまかったぜ。なんつーか、気品に満ちたクラムチャウダーっつーか、 たとえると、アルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、 スゲーさわやかなんだよ… 3日間砂漠をうろついて、初めて飲むクラムチャウダーっつーかよぉーっ」




フナコシ「ニシオカ…。おまえ…。」




フナコシのやることなすこと「ムカつく」と言って牙をむいてきたニシオカ



そんな彼がクラムチャウダーを絶賛してくれた…。



言葉では言い表せない感動がフナコシを包み込む。



そう、フナコシは一人ではなかった。



声援を送ってくれる仲間がいる。一緒に野球をしてくれる仲間がいる。



それだけで本当に幸せなことじゃないか。



フナコシは固く握りしめたバットを振りぬいた。






キーーーーーーーーーーン!!!






フナコシのバットから放たれたクラムチャウダーのボールは右中間を破るスリーベースに!




そして、希望に満ち溢れた1回生ニシムラくんがタイムリーを放ち1点を返すと、ニシオカも続き、1,2塁のチャンス。




ここで迎えるは キムラ…。




同回生が女学生との交流を絶望する中、甘いマスク腐りきった性根の隠蔽で、何人ものカワイイ女の子を毒牙にかけてきたキムラ




いわゆる勝ち組のこの男も、最近では逆境の淵に立たされている。




そう、世間がキムラの不貞を断罪したのだ。




同時に二人の善良な女性に「結婚しよう」とプロポーズしたキムラ。




その先に待ち受けていた当然の帰結




最悪の修羅場。





キムラは批判の矢面に立たされた。





キムラ「ほ…本当にすいませんでした!!!」




泣きじゃくるキムラ





ミツイ「安心しろ。お前がプロポーズした女の一人を俺に、もう一人をサトウにあてがってくれ。これで全てが丸く収まる。」




サトウ「ふっ。ありがたく思えよ。2−1−1=0や。消えてなくなったやろ!」




キムラ「ヨッシャオラ―!!!」





重荷が消えた。揉め事は解決した。





キムラは軽くなったバットを握りしめ、あらん限りの力を振り絞りフルスイングした。










グワシャーーーーーーン!!!








でたーーー!!!







キムラの第一号同点スリーランホームラン


(赤星憲広まであと2本)






歓喜の雄たけびをあげる1回生・3回生連合軍。




こうして、キムラの二股問題は丸く収まり、試合は同点で延長戦を迎えるという最高の結果となった。




しかし、奇跡的に同点に追いついたとはいえ、相手はノリに乗った二回生軍




延長9回表、シャクのヒットモリのツーベースウツノミヤのサードゴロでたちまち勝ち越されてしまう…




サトウ 「ここまで来たんやし絶対勝とうぜ!」




フナコシ「逆転して、勝利の美クラチャウダーといこうぜ!」




人生に疲弊していた負け犬どもの姿は、もうここにはない。



野球を通じて思い出した、あの日の夢・希望。



諦めるにはまだ早い。



再び立ち上がったサトウ・フナコシ。



必死で声援を送る。



その声に応えるかのように出塁するニシオカ・キムラ。



3回生が一つになっている。



一年前の幹部学年だったあの頃のように。



しかし、彼らは忘れていた。



負け犬はもう一匹いたことを。



そして、その犬は最高にタチが悪いということを。



度重なる回復不能な挫折の数々。



裏切り続けた期待。



犬は居直りかえっていた。開き直っていた。




ナカムラ「ノーアウト一二塁か。なんかおもろそうやしバントしたろ。成功したら「ほぉーおまえ意識たかいなぁー」って褒められるやろ。ヒヒ。」





ゴキーーン





案の定、ふらふらと上がった小飛球。






ダダダダダ







パシッ






カシワギ「どっせぇえええいいい!!!」





ゲッツー完成!!!





ナカムラ「やってもぉたーー!!!1か月ぶり24度目の『周囲からの期待を裏切ってもぉたーーー!!!』」





こうして、ナカムラのバント失敗により、ノーアウト1、2塁→ツーアウト1塁となり万事休す。




2回生軍が実力を見せつけ、見事勝利を収めました。






今日の英雄





モリ    4安打





キムラ   スリーランホームラン





ニシムラ  3安打









試合後、ナカムラを取り囲み罵声を浴びせかける面々。




ドイ  「兄さんキモイ!」



ニシオカマダオ。カエレ!」



ナカムラ「おぉー。なんとでも言えや!月曜日のマジシャンズ戦、ワシも行くさかい、がんばろうやー。」





最悪のミスを犯しても飄々としたマダオの態度。




おまけに、前回負けたマジシャンズ戦に参加すると言い張る厚顔無恥…。




マダオよ!恥を知れ!





そして、試合にはあんまり来ないでくれ!!!

ホトケ観察日記 〜死闘編〜


「ワンピース」って言葉を聞いたら、あなたは何を思い浮かべる?
今じゃあ大概の人が大人気海賊漫画のことって思うでしょうね。
でも漫画に興味のない人だったら洋服の種類だと捉えるんじゃないかしら?



だから私にとっての「ホトケ」って言葉は宗教的でもなんでもなくて、とっても強い野球チームのことなの。


なぜなら私は容姿端麗・頭脳明晰、まさに才色兼備な稀代の京阪リーグファンの女の子。


京都の大学に入学してから御所に通いづめの毎日よ。


…えっ?…私の名前なんてどうでもいいじゃない。

そうね、どうしてもっていうなら「プリチーなホトケファンの女の子」とでも呼ぶがいいわ。ちょっと長いけどね。




もちろん京阪リーグ自体も好きだけど、その中でも私はやっぱりホトケが好きなの。

堅実な守備も魅力だけど、なんといっても最大の魅力はあの打撃力よね。

昨年は1年間で約260得点、チーム平均台率は0.260以上っていうんだから驚きだわ。





彼らの打力は日々の生活でたまる私のストレスを発散してくれるのよ。




昨日も私は御所へ行ったわ。




服の袖からほつれた糸が出ていてハサミで切りたいけど手元にハサミがないときに一か八か思いっきり引き千切ろうとすることってあるじゃない?
あれに失敗したの…。おかげで左手の袖がピチピチよ…。


このストレスを解消するためにね。



すると驚き、だってその日のホトケの対戦相手はキッズじゃない。







私、ホンマくんが苦手なの。






確かに長打のあるバッティングは京阪屈指だし、ピッチングに関しても素晴らしいものを持ってるわ。




でも…、なんていうか…、あの態度がいけすかないのよ。
「僕なんて全然ですよ〜」みたいな偽の謙虚さがにじみ出てるの。








そのくせ彼女にはデレデレしてるのよ。







なんなの?イライラするわ。








…おっと、危ない。




イライラしすぎて「左手の小指を折ろうとする癖」が出そうだったわ。


左手の小指が折れたら「A」のキーが打てないものね。
それは困るわ。






とにかく私はホトケ対キッズの試合を観戦することにしたの。



すると、初回よ。
いきなり先頭のニシオカくんが特大の2ベースを打ったの。


私ったらすっごいスッキリしちゃったわ。


スッキリしすぎて思わず「肺呼吸をやめようとする癖」が出そうだったわ。

肺呼吸をやめたらえら呼吸になっちゃうものね。
それは困るわ。





最近の好調ぶりも相まって、2塁へ駆ける彼は相当に優雅だったわ。





私、ニシオカくんって大好きなの。

なんだかスマート感があるし、物事に一途だし、それから……







んーー……。







やっぱり嫌いだわ。


だってあの人って社交性がないもの。言葉とは裏腹に肝が小さいし、人に自分と同じレベルを要求するのがサイテー、超サイテー。






とにかくホトケが先制のチャンスだったの。

その時は私は思ったわ。

「どうせホンマくんはスライダーでワイルドピッチするのよね、そうよね。」


ってね。

そしたらホントにワイルドピッチするんだからびっくりしたわ。

もしかして私ってノストラダムスなんじゃないかって思ったほどよ。

でも次の瞬間にそれが間違いだと気付いたの。

だって2回連続ワイルドピッチだったんだもの。





私、「2回連続」まで予想してないわ。

それじゃあノストラダムスなんて言えないもの。

せいぜいノストラダぐらいだもの。





とにかくホトケが先制したの。




私ったらすっごいドキドキしちゃった。

ドキドキしすぎて思わず「右目だけ左を向こうとする癖」が出そうだったわ。

それじゃあ左目の立場がなくなるものね。
それは困るわ。




でもそのドキドキもそこまで。


すぐに同点に追いつかれちゃったんだもの。


1アウト1,3塁でゲッツー崩れだったの。
ホトケの人たちは、今のはファーストも間にあってたからゲッツー成立だろって言ってたわ。
そりゃそうよね、ゲッツーだったら無失点でチェンジだもの。

キッズの人たちは、今のはファーストはセーフだからゲッツー崩れだって言ってたわ。
そりゃそうよね、ゲッツー崩れだったら同点でまだ攻撃のチャンスだもの。



そしたらジャンケンで決めようぜって言い出したの。


私個人としては、「紙」が「石」に勝つってルールに納得がいかないから、こういうときはデュエルするようにしてるんだけど、みんなデッキを忘れてきてたようだし仕方ないわね。


ホトケが負けたので同点。


デュエルじゃないもの。仕方ないわ。




でもその後はエースのシャクくんが頑張って4回まで1失点の好投をしたの。



私、シャクくんって大好きなの。

真面目で正義感溢れる感じがすごく好青年っぽくて、それから……






んー……、






やっぱり嫌いだわ。



あの人って穏やかな雰囲気なのに近づくとすごい威圧感を感じるの。

北斗の拳でいう山のフドウって感じ。

それに関西育ちなのにツッコミという文化を知らないのがサイテー、超サイテー。





とにかくかなりの接戦だったの。


すると5回、またもやニシオカくんが2ベースを打ったの。

3塁線を破る見事な当たりだったわ。


そしたら2番のマキノくんがしっかり進塁打を打つの。
彼って初心者らしいんだけど、ここまで今季ノーヒットなのにエラーで出塁だとか進塁打だとか最低限の役割を果たす姿はそのへんの経験者より優れているのが非常に疑問なの。



すっごく疑問で頭がクラクラしちゃった。


ラクラしすぎて思わず「右ストレートを打つ時に左のガードが下がる癖を直そうとする癖」が出そうだったわ。

こんなとこでシャドーしたらスカウトされちゃうもの。
それは困るわ。






とにかく勝ち越しのチャンスでバッターは4番のミツイくん。


でも今季は不調らしいの。ミツイ劇場とやらが開幕しないってさ。

この打席でも平凡なライトフライ、ダメダメよね。




と思ったら、ライトが落球して勝ち越ししたの!
こんなことってあるのね。






私、ミツイくんて大好きなの。
努力家で清濁併せ持つ器量があって、それから……








やっぱり嫌いだわ。


あの人って下品なの、照れ屋で酒に呑まれるし、なによりこの打席のエラーを無理矢理ヒットにするような卑怯者なのがサイテー、超サイテー。







野球ってミスした方が負けるってよく言うじゃない?

だからもうホトケが勝ったも同然だって思ったの。
でも違ったの。


先制と時と同じで、その直後に追いつかれてしまったのよ。



上記の法則が当てはまらないことがあるなんて私信じられないわ。

でもよく考えたらこの状況は法則に当てはまっていなかったことがわかったの。




つまり、ホトケも同じようなミスを犯していたってこと。



イケダくんが3三振したり、イケダくんが2エラーしたり…。







これじゃあ簡単には勝てないわよね。


結局2−2のまま7回が終了したわ。





猛打がウリのホトケなのに今日はニシオカくんの2べース2本とシャクくんの2べース1本しかヒットがなかったの。




それでも負けてないのは要所で光る守備があったからなの。





特に終盤でセンターのカシワギくんが犠牲フライからバックホームでアウトにしたときは凄いヒヤヒヤしちゃったの。

ヒヤヒヤしすぎて「アニメでよくある崖から落ちそうな時に空中を平泳ぎすると岸に戻れる理論について考察する癖」が出そうだったわ。


あの場面でバタフライしたら作画が大変だもの。
それは困るわ。





とにかく試合は延長戦になったの。


それでも均衡は崩れず、夕刻が迫ってきたから私は仕方なく家に帰ろうとしたの。





私、セグウェイで移動してるから暗闇の中を移動するとむやみに人を驚かせてしまうと思って。





でもその時、フォアボールで出塁したランナーが連続ワイルドピッチでいつの間にかホームに帰ってきてたの。




ようやくホトケが勝ち越したのよ。



結局、このリードを保って勝利したのよね。






キッズ戦は熾烈な総力戦になっていつも大変みたい。




今日の英雄はやっぱりニシオカくんかしら。
チームヒット数3本のうち2本も打ってるしね。


でもカシワギくんのレーザービームも捨てがたいわね。
あれがセーフなら確実に負けてたでしょうし。





とにかくホトケが勝ってよかったわ。



ホトケが勝利した後の彼らの笑顔を思い出すと、私すっごいワクワクしちゃうの。








あ…





ワクワクしすぎて「更新するつもりもないのに書いた記事の下書きを強引に更新しようとする癖」が出ちゃったわ。







すごく困ったわ。