「復活」 ホトケの4番はこいつしかいない!

ホトケはただの調整の場


中村文彦

(薬学部の4大戦でしょうもないピッチングをした直後の一言)





猛打から一転し貧打の様相を呈してきたホトケも、先日のジャスティスには快勝。

再び勢いを取り戻さんと意気込む。



だが、前戦快勝と言っても実際に打ったのは1番・ニシオカだけといって過言ではない。

猛打再建には中軸の活躍が必須なのは変わりないのだ。





本日の対戦相手はリソシス。


実力はあるがやる気が皆無なので、早めに叩いてしまえば意気消沈してくれる可能性が高い。

逆に、下手に攻めあぐねると勢いに乗って大量失点というパターンもあるので注意が必要だ。




しかし、我らがキャプテンはそんなことに気を使う余裕なし。


今日は久しぶりに人材不足でスタメン決定に思考を割かなければならなかったのだ。



シャク「なんてこった…。あいつらが揃ってスタメンとは…。こりゃあ大変なピッチングになりそうだ。」




シャクの視線の先には…





ハーフハゲ「違いますよタイキさん!もっと、角度がこうです…!」


モリ「うっ…。こ、こんな感じか?」


ハーフハゲ「そうです!いい肘の角度ですよ!
右ひじ左ひじ交互に見て〜♪」







踊り狂う2人に不安の色を隠せないシャク






と、そこへ




ミツイ「おい、心配すんなよシャク。俺が最高級のバッティングで援護したるからな!」




昨シーズンまでの調子が出ず、苦しんでいるこの男がいつになく明るい…




というのも、
先週の土曜日に遡る。


キムラ・ニシオカと共に薬学部の4大戦に遠征したミツイは「VS東大戦」の試合終了の整列の際、運よく相手の女子マネージャーの真前に対峙。


女の子と握手することに成功したのだ!(11年ぶり4度目)






女の肌に触れる…






この快感に味をしめたミツイは、凄まじいバッティングを披露してベンチに帰ってこれば、何の違和感もなく女子マネとハイタッチできるという結論に至った!




子供の無垢さ大人の卑猥さを兼ね備えた思考回路。





こんな不純な人間に野球の神様は微笑むのだろうか…





初回


投手不足に悩まされる中、エース・シャクは連日のマウンドへ



リソシス × シャク = 一発病




この図式をしっかりと頭に入れての、捕手ニシオカのリードを軸に丁寧なピッチング。
幸先よい立ち上がりを披露するシャク。







しかし、裏の攻撃。



マウンドにはリソのエース・ヤマグチさん。


川上憲伸カットボール
上原浩治のフォーク
今中慎二スローカーブ
ヤマグチさんのスライダー


のように京阪では恐れられる好投手。


ホトケも前回のリソ戦では苦杯をなめさせられている。
(詳しくは過去ブログ参照。)







今回も


ニシオカ → 投ゴロ

カシワギ → 投飛

シャク  → 投飛


と初回を完璧に抑え込まれる。






打てない… 打てない… 打てない…









嫌なムードが漂い始めたその時である!








???(汚物)「お前ら、頑張れよー。」





どこからともなく聞こえる汚い声援…



カシワギ「あ、あなたは…!!」









フナコシ(汚物)「お前ら、また打たれへんのんか?もっと気合い入れんかい。」





なんと、現れたのはフナコシ!
(カンのいい人は汚物でわかる。)



来ると負けを呼び込む疫病神が、神聖な御所に現れたのだ!





ますます嫌なムードのホトケベンチ。







なんとか勝機を見出したい2回の攻撃。




打席には








ゴゴゴゴゴ


 ゴゴゴ


ゴゴゴゴゴ


  
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
        










ウツノミヤ「こ、これは…!?『ゴゴゴ三井』!?」



イケダ「久々に…、ここで来るのか…!?」












ミツイ「俺はカブレラだ!京阪のカブレラだぁ!!」








ドグワァァァシャアアア!!!!















イッターーーーーーーー!!






打った瞬間それとわかる当たりーーー!










アレックス・ミツイ


今季第1号ホームラン!!通算5号!


(本物のカブレラまで残り351本)







およそ8か月もの間、我々が待ち望んだ至高の放物線!



優雅にダイヤモンドを駆けるミツイ





そして…






ウツノミヤ「ナイスバッティングです。ゲバシャ。」


ミツイ「うるせー!どけぇ!」







女マネ「キャーキャー!ナイスバッティングですぅ♡」





念願の女子とのハイタッチ!





ミツイ「これで俺の人生はやり終えた…。いつ死んでも悔いはない…。一生『TENGA』生活でもええわ。」




怪物が青春を謳歌する中、ホトケナインはとある異変に気付き始める。





クマ「ガオ?ガオンガオーン。」

(訳:あれ?フナコシさんがいないぞ!?)






フナコシがいない




自転車もない








帰ったのだ!







この短時間で帰ったのだ!








所要時間およそ2分…



この逃げ足の早さ。



我々世代ならば初代ポケモンのサファリゾーンに出てくるケンタロスを思い出さずにはいられない。




この疫病神の帰還怪物の復活に大きく寄与したのであろうことは、現代科学で解明できなくとも当事者間で法規範として遵守すべき認識が一般的となり慣習法として法源となるレベル。


これで完全にホトケのペース。








その後は


前日に続き5番に入ったイケダが2ベースを放ち、エラーの間に生還。


2-0とすると、終始リードを保つ展開に。




連投のシャクも援護に応え見事なピッチング。



緩急を使ったカーブ、低めに決まるスライダー、そして威力のあるファストボールを高めの釣り球に使い、三振の山を築く




序盤のピンチで、痛烈なセンターライナーをカシワギが好捕して失点を防ぐとその後は安定したピッチング。





そして、試合終盤には


ハーフハゲことジョーザキが捨て身タックルで初出塁を記録すると、

ニシオカのライト前ヒット、エラーと四球などを挟んで、再びイケダがセンター前ヒット。




イケダ「俺の居場所はここでした!2番でも9番でもなく、俺は5番でこそ真価を発揮するんや!」





さらに6回


四球の走者を1塁におき、打席にはジョーザキ




ハゲ「俺は間違ってた。俺は右打者なんやから『右ひじ→左ひじ』じゃなくて『左ひじ→右ひじ』や!」





カキーーーン!






16打席目でようやく初ヒット!
しかも痛烈な2ベース!





モリ「やったな!ジョーザキ!

初Hや。おめでとう。赤飯炊くわ!」




ウツノミヤ初Hおめでとう!白いのがよく飛んでたぞ!」











いつのまにか獲った点数は10点に…



相手のミスが多かったとはいえ、得点が獲れなかったホトケにとっては今後のプラス材料である。





だんだんと気温が上がり、立っているだけで汗が流れる気候になってきましたが、この男のスタミナには関係なし。




シャクが7回を完封して完全勝利。






1試合ごとに安定感を増し、信頼できる絶対的エースになってきたのではないでしょうか。










ホトケの黄金体制2年目。


当初はどうなることかと思いましたが、なかなかまとまっていて昨年にも増していいチームです。


このチョーシでガンバロー!!







今日の英雄







ミツイ





特大先制ホームラン!









シャク





7回完封