追いコン 『さらばホトケのレジェンドたちよ〜』


栄光









彼らが歩んだ足跡を表すのに、これほどふさわしい言葉はないだろう





4年連続京阪リーグ優勝





彼らが入団以来、ホトケは常に覇権を握っていた






常勝











王者










30余年にわたる京阪リーグ史上、これほどの実績を残したチームは存在しない




野球を愛し、ホトケを愛し、ひたすら勝利を追い続けた



その末に辿り着いた境地






伝説 LEGEND










彼らは生ける伝説となったのだ





後輩たちからの羨望と憧憬の眼差しを一身に背負う日々



「いつか4回生たちのように強くなりたい、優勝したい」



後輩たちはそんな願いを抱きつつ、ひたすら彼らと白球を追い続けた





そして、月日は流れ…





彼らはついにホトケのユニフォームを脱ぐことになった




栄光に彩られた彼らの引退…




その一部始終を見よ!!!











ホトケの追いコンといえば、まずは野球!



いや、「まずは」野球というより、野球こそがメインイベント



4回生軍(4回生+ミツイ・フナコシ)


若手軍 (1・2・3回生)



に分かれ、ホームベース周辺に整列する両軍。




イケダ「まさかとは思うが、俺たちに勝とうなんて思ってるんじゃないだろうな。」



ドイ 「いかんともしがたい実力の差をみせつけてくれるわ。」




後輩たちを大人げなく挑発する4回生軍



いつもならこの軽口に対し、後輩が敵意を剥き出しにしてくるのがホトケ紅白戦の構図





しかし…




ヒラシマ「いえいえ、滅相もございません。僕たちと先輩方では実力の差が違いすぎます。甲子園優勝チームに、バットも持ったことがない茶道部か何かが挑戦するようなもの…。無謀にもほどがあります。僕たちでは役不足かと思いますが、先輩方の最後の試合に華を添えられるよう、精一杯プレーさせていただきますので、本日はよろしくおねがいします。」







!?







なんなんだ…なんなんだ…こいつ…




出来すぎている!人間が出来すぎている!




老害どもめ!今日が貴様らの命日だ。」




そんなセリフが帰ってくるかと思いきや、謙虚さと先輩への礼儀に満ち溢れた受け答え…




鬼畜ロリコン シャクを筆頭に、畜生ぞろいの歴代キャプテン達とは一線を画した 新キャプテン ヒラシマ







作品名鬼畜ロリコン シャク』 作者 ミツイ








ドイ 「な、なんやねん!調子狂うわ…。でも、ありがとうな。」



イケダ「もうええわ!おまえらの勝ちでええわ!」





闘争心と敵対心がグランドを支配する、いつもの紅白戦とは違う異様な雰囲気の中、試合は始まった








4回生軍の初回の攻撃



1番は切り込み隊長カシワギ



カシワギ「ヨッシャァーーー!!!いったるでぇええ!!!」






スカッ





2番 イケダ






ボテッ







3番 ミツイ







ズバーーン







3者凡退と簡単に打ち取られるレジェント軍団




???「フッフッフ。MVP右腕の俺がマウンドにいる限り、今日はあんたらに一点たりともやりませんぜ…。」



マウンド上で不敵な笑みを浮かべる後輩軍の投手








モリ  「おまえは!?細かいことばっか気にするオカマ野郎!」




??? 「いや…僕はMVPの…」





ウツノミヤ「全然まぶしくないのにサングラスかけてるオカマ野郎!」






??? 「いや…僕の名前は…」







ミツイ  「LINEがめんどくさいオカマ野郎!」








※ ミツイはこいつより3歳上です






マツバラ「僕の名前はMVPのマツバラだよ!!!ちゃんと名前を呼んでよ!!!びぇーーーん」





そうです。


後輩軍のピッチャーはマツバラです。




Most 



Valuable




ラインがめんどくさくて細かいこと気にするオカマ




Player



マツバラです。




マツバラの人を小馬鹿にしたような変化球主体のピッチングに抑え込まれる4回生軍




モリ  「直球勝負せえや。キンタマついとんのか!」




マツバラ 「ストレート投げると疲れるんすよね…。省エネで行きたいんですよ僕は。」





追いコンの試合で省エネ投球を披露するド畜生。



そこには感謝と敬意をもって先輩を送り出そうとする心意気は皆無



SNSだけにとどまらずリアルでもド畜生 マツバラ





???「そいつばっかり責めるのはお門違いですぜ…モリの旦那…。リードしてるのはキャッチャーである、この俺なんすから。」








エンドウ「ウフフフフ。あんたらに勝利して、あんたらを「追放」するのが俺たちの目的なんすよ。」



モリ  「てめぇらの血は何色だぁあああ!!!」






そうだ!




これこそがホトケの紅白戦!




先輩後輩みんなでお手手つないでチーパッパじゃない!




弱ければ死に、強ければ生きる!




血で血を洗う死闘!




それがホトケの紅白戦なのだ!






シャク「おうおうおう。てめぇらがその気なら、俺も本気を出すしかねえな。」



4回生軍の先発マウンドには、もちろんこの男 シャクヒデキ






ギュルルルルル






ズバーーーーーン








唸りをあげる剛腕 シャク



快速球でガンガンとばし、若手をアシダのヒットのみに抑えこむ!




リーグ通算400奪三振 通算49勝





レジェンドの名に恥じぬ見事なピッチング。




両軍MVP右腕が投げあうだけあって、試合は0−0のまま4回まで進む。




マツバラ 「へへ…。このままパーフェクトで終わらせてもらいますぜ…。」



だらしないのが4回生軍。久しく野球から遠ざかったいたこともあるが、マツバラにパーフェクトに抑えこまれる。





シャク 「てめぇらがだらしねえから、俺が自分で打つしかないようだな。今日は北海道直送プリチーなロリコン界のアイドルが来てくれてるから、絶対打てるんだよ俺は。プリキュアップリッキュァ プリティーでキュアキュア 俺はプリキュァ〜





そうです。




ポテトボーイぞろいのホトケにあって、女打率(女がベンチにいるときの打率)が一番高いのはシャクなんです。



セイバーメトリクス上、この男はマユハがいれば必ず打つんです。






ドゴォオオオオン






特大ツーベースで出塁







ウツノミヤ「よっしゃぁーー!!!次はドイや。たのんだぞ!!!」




DOI  「ノンノンノン。アイアム DOI。ノット「ドイ」。



モリ 「Let's Go DOI!!!」




DOI 「Yeah!!!I am THE CRAZY BASEBALL PLAYER!!!」




そうなんです。




ドイはこの春休み、2週間アメリカに行ってきました。




そのせいか自分をアメリカ人だと思っているようです。




DOI 「ホームランが打ちたきゃ、ドーピングとコルクバットを使う!それがアメリカのベースボールだ!!!





カキーーーーーーン





センター前へしぶとく抜けるタイムリ







見事にシャクドイの連打で先制点を奪取した4回生軍




その後も、ウツノミヤイケダマキノの安定した内野守備でアウトを積み重ねてリードを守る展開。



しかし、5回 投手がマキノに代わったところで、老害たちがしゃしゃり出る!!!





フルタ「おいおい〜シャクさんよ〜。たまには俺にもショート守らせてくれや〜。華麗な守備をみせてやるよ〜。」




マウラ「最後に俺もよ〜。一花さかせたいんやわ〜。」





モリ 「セカンドやらせて!おねがい!先っちょだけ!先っちょだけだから!」





無謀  







そうとしか言いようがない彼らの申し出




ラボでドングリを食べすぎたのかマルマルと肥え太った猛獣 フルタ



鳥取では名手だったと妄言を巻き散らかした挙句、ファーストフライも落球していた マウラ





打撃は成長したものの、守備はまだまだド素人 モリ




こいつらで固められた内野など、トムとジェリーに出てくるチーズより穴だらけ







シャク 「調子に乗ってんじゃねえ!!!てめぇらは外野でおねんねしてやがれ!!!」




怒りで顔を紅潮させ、拳を振り上げるシャク





しかし…






マキノ 「まあまあシャクさん。ここは彼らを信じてみましょうや。一緒に4年間、苦楽を友にしてきた仲間でしょうよ。彼らがエラーしても、僕が抑えればいいことですから。」








ホトケ唯一の良心 マキノ



殺伐とした男たちが蠢くホトケにあって、アスファルトに咲く一輪の花  



穏やかで優しい心をもち、みなから愛される人気者



マキノの説得に、親友から「保証人になってくれ!絶対迷惑かけないから」と言われ、苦渋の表情で同意書にサインをする男のような顔で、渋々承諾するシャク




それが悲劇の始まりであるとも知らずに…




シャク「ええい!ままよ!しっかり守ってきやがれ!」




フル・マウ・モリ 「イエッサァアーーーー!!!」





意気揚々と内野に散らばる3人衆



「最後に一花咲かせたい!」



レジェンド軍の層の厚さから、外野やファーストに追いやられ、なかなか内野を守らせてもらえなかった3人が発した魂の叫び


彼らは夢見ていた。



「もしかしたら、俺にも軽快な守備ができるのでは…」



しかし、現実は甘くはない。




夢は寝床でみているのが一番いい。





人の夢と書いて、「儚い」(はかない)と読むのだ…






ポロッ






スカッ






ズテーーーン







!?







ウツノミヤ「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!内野に平凡なゴロが3つ転がって、スリーアウトチェンジだと思ったら、無死満塁になってやがった。な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…。マウラが石ひとつないグランドで足をひっかけて転びやがった。フルタが股の下に大きなトンネルをつくってボールを後逸しやがった。おまけにモリはなんでもないごろを当然のようにはじいていやがったのさ。」







無死満塁







いきなり背負った大ピンチ。彼らを内野につかせた当然の帰結…。



その後も、エンドウロレスヤマウラ(誰が打ったか忘れたので適当です)などのタイムリーで一挙4失点と逆転を許す…。





ニア 「へへへ。先輩方よぉ〜。俺が引導渡してやるよ〜。死にさらせやぁあああ!!!」





キーーーーーーン





左中間へ飛んだニアの痛烈な打球




万事休す…。




抜けることを確信し、早々に笑みを浮かべる若手軍。




しかし、センターにはあの男がいたのだ!!!





それでも…カシワギなら…





それでもカシワギなら…きっと何とかしてくれる!!!







(敬虔なホトケブログファンなら使いまわしに気づくでしょう。すいません。)




カシワギ「どっせえええぇえええい!!!」





パシッ





センターカシワギの魅せた驚愕のスライディングキャッチ!!!




驚異の守備範囲 カシワギヒロタカ




カシワギ「俺はホトケ史上最強のセンター。これから先、何年たっても俺を超えるセンターは現れない。」




カシワギがみせた矜持 プライド





スーパープレーに盛り上がる4回生軍





なんとかこのピンチを切り抜け、4−1で終盤の4回生軍の攻撃へ




オカダ 「3点差をひっくり返すなんて老害のあんたたちには無理でしょうぜ。最後に俺が抑えてやりますよ。」




余裕の笑みを浮かべ、マウンドに上がる1回生オカダ




しかし、4回生たちに「敗北」の雰囲気は一切流れていない




誰一人勝負を捨ててはいなかった




イケダ 「俺たちが伝説となったのは、どんな試合でも最後は逆転し、勝利してきたからさ。3点差程度で尻尾を巻いて逃げ出す負け犬はここにはいねえぜ。」





確かに、1回留年した程度で学校から逃げた男はいる…。









兄さん 「ハタラカズニクウメシハウマイ。オマエラソツギョウオメデトウ。オレハエイエンニ2回生…。」




しかし、俺たちは違う!






やられたらやりかえせばいい






何度負けても再び立ち上がる






それがレジェンドたる所以








カキーーーーーーン








ドカーーーーーーン








ドゴォオオオン








連打に次ぐ連打!猛打の嵐!




マキノフルタドイウツノミヤマウラカシワギがヒットを放ち、一気に同点!




そして、打席には…




汚物










クソみたいな体から、クソみたいなスイングで、クソみたいな打球を飛ばすフナコシ




こいつがヒットを打つ確率に比べたら、俺が司法試験に合格し、スーパー弁護士になって、年収1億の大台を突破し、金持ちの御令嬢と結婚し、東京ドーム0.3個分の広さの大豪邸に住んで、庭の池にいる鯉に餌をやりながら余生を過ごす確率のほうがはるかに高いと胸をはっていえるぜ!





フナコシ「こいつら4回生は、まるでだめなおっさん、略してウンコである俺にも優しく接してくれた。時には、いじめられ、罵られ、泣かされることもあったけど、こいつらは最高の後輩さ。何があってもおまえらのことは忘れねえ。」







カキーーーーーン





後輩への感謝の気持ちがそうさせたのか




野球の神様も粋なことをする




最も打つ可能性のない男が放った逆転タイムリ




勢いに乗る4回生軍


この後は、軽快かつ堅実なイケダの守備などで守りきり、5−4で4回生軍が逃げ切り、見事逆転勝利。



引退試合を白星で終えました。



(試合をあまり観られなかったので、内容に誤りがあるかもしれません。活躍した選手の名前を記せていない可能性もあります。ご了承ください。)







試合後、飲み会のため百万遍に移動




エンドウ「やっぱり先輩方は強かったです!最高です!」



イケダ 「ふっ。おまえらの動きも悪くはなかった。次代のホトケはまかせたぜ。」




グランドでは、いがみ合い、対立していた先輩・後輩。


しかし試合が終われば、お互いの健闘を讃えあう美しき関係。



静かに、最後の別れを惜しみつつ、酒を酌み交わす。





と、そこへ…







ブゥーーーーン









けたたましいバイク(原付)のエンジン音とともに登場したのは…










DQN






DQN 「みなさん夜露四苦(よろしく)。バイトでガキに勉強教えてました。遅れてサーセン。」





なんと4年間一緒にサークル活動に励んだ仲間との追いコン野球より、バイトを優先していたのだ!



きわめて真面目だが、ある意味DQN!!!





DQN 「俺も野球したかったすよ〜。この箸で素振りしましょうかね。スカッとかっとばして夜露四苦したかったすね。パイ乙カイデーのチャンネーとザギンでシースー食うのが俺の夢っす。ビックになりたいんすよ。」






支離滅裂!!!さすがDQN!!!




よくわからないが、これでようやく4回生全員が揃ったのでよしとしよう。





宴もたけなわ…



エンドウ「それでは、卒業する先輩方に寄せ書きを送るとともに、最後に一言コメントしてもらいましょう!」





イケダ 「僕の守備は最高なんで、多分抜けないっすよ。てか、来年も試合きます。」




DQN   「僕の名前はヤマグチです。」




マキノ 「僕のことは嫌いになっても、ホトケのことは嫌いにならないで!!!」





ドイ  「ビェーーーーーーーーーン。」






絶対的自信を口にする者…




後輩への感謝を口にする者…




自分の名前を述べる者…




嘘くさい泣きまねをし、小芝居をする者…





こいつらはどうでもいい。





いよいよ皆が待ち望んでいた人物が登場する。






ミキ 「きゃぁああ!!!マユハ先輩のマツゲばりながーーーい!!!おにんぎょうさんみた〜〜い♡」




アユミ「かわいすぎて隣の醜男どもがかすんで見えるわ♡」




ミサコ「あたし並みにかわいいわーーーー!!!まあアタシのほうがかわいいけどねーー!しゃあはぁああああ!!!」








マユハ 「カワイイ後輩のマネージャーさんや、気持ち悪い先輩、変態な同回生に囲まれ、最高の4年間でした。本当にありがとうございました。」





パッチリとした大きな眼



身長147センチと萌え度120パーセントの低身長




ピーリカピリララポポリナペーペルトな愛らしいしぐさ





ホトケのアイドル マユハ姉さん





しかし、「きれいなバラには棘がある」バラは遠くからみるから美しいのだ




マユハ姉さんにも裏の顔がある






マユハ 「シャクの寄せ書きにアタシの名前でこれ(↓)書いたやつ、でてこいやぁ!!!」









鬼の形相…血走った眼…





プリチーなフェイスから想像もできない怒気をはらんだ口調





静まり返る宴会場…






いったい誰がこんな馬鹿な真似を…







マユハに喧嘩を売るなど、第二次世界大戦で鬼畜米英に宣戦布告した日本並みの愚行…







ヤマウ 「ミツイさんがニヤニヤしながら書いてるのみました」





ロレス 「僕も見ました。間違いないです。」





ミツイ 「お、おまぇらぁああああ!!!」













確かにあると思っていた…





激闘の末に生まれたチームワーク、固い絆





そんなもんは絶対的恐怖の前ではゴミ屑同然。簡単に吹き飛ばされてしまう。





マユハ 「おいミツイ。あんた最後に言い残すことはある?」





ミツイ 「わが野球人生に一片の悔いなし!!!」









ギャァアアアアア

















ミツイの処刑後




最後のあいさつはシャクヒデキ




酒に酔って上機嫌からかポリゴン化している。









シャク 「言いたいことは3つあります。まず、必ず単位をとってください。大変なことになりますよ。」




経験者は語る。シャクの切実な魂の叫びに聞き入る後輩たち。






シャク 「続いて2つ目は…」






フルタ 「へいへい〜。愛の告白は〜。結婚式はどこでやるの〜〜。」






!?






シャクのあいさつ中に、あろうことかヤジを飛ばすフルタ



イケダ「おいやめろ!殺されるぞ!!!」




フルタ「もう最後だからいいたいこといってやるぜ!シャクの「白い恋人」は誰かなぁ〜。ひひひ。」









ゴゴゴゴゴゴ









シャク 「てめぇは俺を怒らせた。」




フルタ 「ヒ、ヒラシマ…。おまえは平和なチームを!言いたいことが言えるチームをつくってくれ…」






アギャァアアアアア












粛清





こうしてまた2つの尊い命が天に召された…






帝王と女帝





個性あるチームを統べるには絶対的な力が必要なのか…





こうして、和やかなムードで別れを惜しむはずの飲み会に染まりつつ幕を閉じた…








一次会の次は、2次会




トリキでニワトリパーチーだ!!!




しっぽりと飲むはずの2次会




またしても波乱が巻き起こる!!!





ニシムラ 「やまうがいません。荷物を残したまま忽然と姿を消しました!」





ロレス  「ドイさんが無言でトリキから出ていきました。やまうを探しに行ったんでしょうか?」





ウツノミヤ「ミサコが酒を飲んで暴れてます。俺の煙草を吸って、彼氏の愚痴をこぼしてます。もう何が何だかわかりません!!!」





ミサコに酒を飲ませれば乱れるのは、尻尾の生えたサイヤ人に月を見せると大猿になるぐらいあたりまえの話





驚くことはない…




だが、しかし…







ヤマウの失踪






ドイの帰宅?






これは看過できない重大事件





タチバナ 「よし!まずはヤマウを探すんだ!やつは必ずトリキ内にいるはずだ!!!」





被疑者の自宅を家宅捜索する捜査官たちのように、くまなくトリキ内を捜索するホトケメンバー



しかし、いない…どこを探せども、やまうが見当たらない





琵琶湖に落ちたダイヤの指輪を探すならともかく、トリキ内に潜むヤマウが見当たらないはずがない…





ニア 「もうここしかありません。考えられる場所は!鍵がかかっています。ここ以外にはありえません!」





明晰な頭脳を持つニアが推理し、突き止めた場所は…










聖域





サンクチュアリ





女子便所






「男なら誰もが抱く夢 女子便所に入りたい」



「女の子の使った便座を舐めまわしたい」(by タチバナ)





モリせやかて工藤。なんぼなんでもここはありえへんで…。何人も立ち入ることが許されない聖域にやまうらがいるはずないやないかい…」




ミツイ「不可能なものを除外していって、最後に残ったものがどんなに信じられないものであっても、それが真相なんだ。ハットリ。」






真実はいつも一つ!!!






ギィイイイイン(ドアを開ける音)







キタムラ「ヤマウさんがいました!無事です!やりました!!!」






ヤマウ生還






まるで、10年来飼っている猫がいなくなり、久しぶりの再会を果たした飼い主のように喜びをあらわにする一同




どうやらヤマウは悪い先輩どもに飲まされ、酩酊していたようだが、無事で何より。





シャク「ヤマウも見つかったし帰りましょう!」





トリキを後にする一同。





と、そこへ…





フルタ「ドイです。ドイが帰ってきました!!!」





そうです。




やまうの失踪で忘れられていましたが、ドイもどこかにいなくなっていたのです。





モリ 「おめえどこにいってやがった!!!みんなで探したんやぞ!(実際は探してない)」





ドイ 「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!俺は金をおろすために、家にキャッシュカードをとりに行ったんだ。そしたらよ、なんかしらねえけど、家についたとたん床で寝ちまったんだ。な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」





マユハ 「シネ」




フルタ「シネ」





ロレス「先輩ですがシンデクダサイ」





ドイ 「やっぱりそうなりますかぁあああああ!!!




こうして謎に満ち溢れた2次会は無事に閉会した。











長いブログでしたが、読んでくださったみなさんありがとう。


最後に、4回生のみんなに俺から感謝の言葉を述べさせてください。


今の4回生は俺がキャプテンの時に入ってきてくれたメンバーなのですごく愛着があります。


ほんまにみんな(マウラを除く)大好きで、カワイイ後輩です。


ちなみに、誰が一番好きかを決めると、ドイかシャクかマキノの誰かですが、たぶんドイです。


俺とニシオカの力も大きかったけど、これだけ強くて、楽しいチームを作れたのは4回生のおかげだと思います。


社会に出る人や研究もあって、もう二度と一緒に野球ができないかもしれませんが、また会える日を楽しみにしています。


またみんなでミツイダイナマイトモンスターズで野球しましょう。




第28代 ホトケ主将 三井 裕崇