今季初の延長戦突入!! 勝負の行方は・・・

俺は公式戦でヒットが打ちたい。
練習試合じゃなく公式戦で初ヒット。
これが俺の目標なんや。

生地



昨日のマジシャンズ戦に完勝し、勢いに乗るホトケ。
今日は京阪リーグ屈指のピッチャー・本間くんが率いるキッズ戦でした。
今季のホトケは打線が強力とはいえ、マジシャンズのウナミさんキッズの本間くんが相手では厳しいと言わざるをえません。


ミツイ「おう、本間。お前今日投げんの?」

本間くん「いや、わからん。」


このように本間くんはいつも先発ピッチャーを秘密にします。
中日の落合監督みたいな戦略です。


ですが、こちらの先発は抜群の安定感を誇り、すでに5勝・防御率2.10の中崎さん
そう簡単には打ち崩されないでしょう。


先攻のホトケ、いつものように1番・ニシオカ(僕)打席に向かいます。

ニシオカ「やっぱり、てめぇーかぁ!本間ぁ!打率0.400を誇る俺を打ちとれるかなぁ!?」

本間くん「へっ、ザコはそこで大声あげてろ。いくぜぇ!!」


やはりキッズの先発は本間くん



しかし、今のホトケはこの程度で恐れたりしません



1番ニシオカ(僕)センター前ヒットで出塁すると、ワイルドピッチで2塁へ。
その後、2アウトとされるも、ここでバッターは



4番・ミツイ




ガシャーーーーーン!



華麗な流し打ちでイムリー2ベース
打率4割コンビの活躍であっさりと先制点をあげます

さらにチャンスで、バッターは5番・ドイちゃん(ここまで得点圏打率0・800!!)
しかし、ここは本間くんの前にあえなく三振



ですが、先行逃げ切りを得意とするホトケ、そして先発が中崎さんということも考えれば、上々の立ち上がりです。


ところが、なんと今日の誤算は中崎さんでした!

1回に2アウトからセンターオーバー2ベースを浴びると、次のバッターでレフト中村がお馴染みクズプレーをお見舞いし、簡単に追いつかれる。

すると、2回にはエラーと3本のヒットで3点を失い、3回にもエラー・フォアボールなどからヒットで2点を奪われます。



合計6失点




中崎さん「なぜだ?なぜ俺のボールが打たれる!?くそぅ!絶対に負けるわけにはいかないのにィィィ!!!」

ニシオカ「どういうことだ!?中崎さんがこれだけ失点するとは。エラーが絡んでいるとはいえ、いつもの中崎さんならそのあとを最少失点で切り抜けるはずなのにィ!!」


と、バッテリーが動揺を隠しきれません
それはもう動揺しました。

どれくらい動揺したかというと、みなさんが思っているその倍ぐらいだと思っていただいていいでしょう!



しかし、3回の攻撃
ホトケの最終兵器が力を発揮しはじめます。

サキヤマ神「うむ。ホトケにこんな暗いムードは似合わない。ここは私の出番だ!!」


サキヤマ神が必殺エスパーで相手のエラーを誘発し出塁すると、またもや4番ミツイ!



ミツイ「ひゃっほう!!今日の俺はなんだか絶好調だ!普段、打球が飛ばない方向に打ちそうな感じがするぜェェ!!!」


アウトコースを力で流し打ちし、サキヤマ神が生還。
さらに打球処理がもたついている間にミツイは3塁へ進塁し、ワイルドピッチでホーム生還。2点を返します


ちなみに、いつも走塁に怠惰なミツイがこの時のワイルドピッチでは考えられないほどの俊敏さでホーム突入しました。


どれぐらい俊敏だったかというと、みなさんが思っているその倍ぐらいだと思っていただいていいでしょう!



さらに続くバッターは5番ドイちゃん(この時点で得点圏打率0.667)
しかし、あえなくピッチャーゴロで攻撃終了。


4回終了時点でいまだ6−3の劣勢。今季、これほどのピンチを迎えたことのないホトケベンチは否応なく闘志に満ち溢れていました

負けたら高校最後の夏が終わるのかというぐらい気合が入っていたのです!
全員の目つきが変わって、京阪リーグとは思えないほどの声援です!!


イワタさん「がんばれー!ミツイーーー。ニシオカーーー。」

ミツイ・ニシオカうっせぇ!!黙ってろ!!



こんな感じです!!




4回からは中崎さんがリズムを取り戻し、しっかり無失点に抑えるイニングが続きます。
本当は中村とイワタというエラーを連発していたやつらをベンチに下げたのと、本間くんがマウンドから降りたのがきっかけ。)



すると5回

ホトケの底力が爆発します!
ニシオカが影分身で出塁すると、サキヤマ神が本日2つ目のエスパーでエラー出塁。


さらにニシオカが3盗を決めて、1,3塁。



ここで事件は起きました!!





サキヤマ神「ふふっ。さらにピッチャーを揺さぶってやるとするか。てやっ!!…あれ?」


なんと2塁へ盗塁するつもりが、ピッチャーは3塁牽制をし、


サキヤマ神が1,2塁間にお挟まれになったのです!!




しかし、3塁走者・ニシオカがその間にホームへ突入。さらにどういうわけか、相手のミスでサキヤマ神もセーフになったのです!

サキヤマ神「我もまた一歩、エスパーの力に磨きがかかったようだ。自らのミスが良いようにばかり転がる。今の我、まさに無敵!!」


さらに佐藤(準認定クズ)が捨て身タックルでつなぐと、打席にはまたもや4番ミツイ



ミツイ「はっはーーーー!本間でさえ抑えられなかった俺がここで止まるわけがないだろう!!」



気合一閃!ライトへ2ベースを放ち1点差!


こんなに有言実行なミツイは見たことがありません!

どれくらい有言実行かというと、みなさんが思っているその倍ぐらいだと思っていただいていいでしょう!!



さらに続くバッターは5番ドイちゃん(この時点で得点圏打率0・571)

は、ダメでしたが、6番シャクくんの打球がエラーとなり佐藤(準認定クズ)が生還。


6−6の同点に追い上げました。




そのまま試合は7回を終え、キッズの人たちの優しさもあって延長戦に突入!




8回表

先頭バッターは


今、最も旬な男ニシオカ



普段、Youtubeマジレンジャーの歌を聴いてテンションが上がっているニシオカ(僕)。


しかし、この時のニシオカは違いました。クマとにらみ合っても負けないぐらいの鋭い眼光で放った打球は痛烈なレフト前ヒット

さらに、サキヤマ神が本日幾度目かとなるエスパー影分身で出塁すると、ここでバッターは打率0.0556と超絶不振に悩む佐藤(準認定クズ)



佐藤(準認定クズ)「打率が低かろうと関係ねぇ。ここで燃えない
やつは男じゃねぇ!!


気合の一振りで痛烈な打球はセンターへ



しかし、これが佐藤(準認定クズ)の佐藤(準認定クズ)たるゆえんでしょう。

打球はセンター真正面でアウト。


さらにさすがのミツイもここでは振るわずピッチャーゴロ。

そしてドイちゃん(この時点で得点圏打率0.500)もアウト。



絶好のチャンスでしたが、無得点。



落ち込むベンチですが8回裏をビシッとしめて9回の攻撃へ

両チームの協議によりこれが最終回



先頭のシャクくんがしっかりと影分身で出塁すると、続く宇都宮くんがなんとセンターへの2ベース

2,3塁の絶好のチャンスに、バッターは風邪気味ながら中村の尻拭いで出場している木村

木村「ゲホッ、ゲホッ。体調は悪いが、そうもいってられない。打つしかないぜ!」


カキーーーン



と快音を残した打球はピッチャー前へボテボテのゴロ。


木村「くそぅ!やっぱりダメだったーーー。」


???弱った者へ慈悲を与える。それが我が当然の行いにして至上の力なり!


フナコシ(←こいつおったんかい)「そ、その声はぁ!!!」


サキヤマ神「見よ!我が力!!」
(カンがいい人は???がピンク色の時点でわかるし、またかい!って思う)


なんと平凡なピッチャーゴロがエラーとなり貴重な勝ち越し点を生んだのです。


さらには続く中崎さんのサードゴロまでもエラーで1点追加、ニシオカは影分身と、エスパーさまさまの9回表

さらにはサキヤマ神自らのショートゴロの間に1点追加。


そして4番ミツイはこの日4安打目となるセンター前ヒットで1点追加。


なんと4点を勝ち越します


続くドイちゃん(この時点で得点圏打率0.444)はもちろんアウトです。

こいつどうにかしてくれ。



ラスト1イニングを中崎さんがしっかり抑えて試合終了。



と、思ったみなさん。野球は筋書きのないドラマだということを忘れないでください、と昨日も言いましたよね?



フォアボール、ヒット2本、エラーが重なり、なんとここで1点差まで追い上げられたのです

さらに、2アウトとはいえ2,3塁のサヨナラの大ピンチ


中崎さん「ここまできて、力が尽き果ててきやがった。コントロールも定まらない、ワイルドピッチでもしようもんなら同点になっちまう!!」


すると、


ニシオカ「安心してください中崎さん。ワンバウンドは俺が全部止めますから!!」


何気なく言ったこのセリフがベンチメンバーには高評価だったらしく、後でイワタさんに「めっちゃカッコいい!」とか言われました。


でも、イワタさんやから嬉しくなかったです。


この一言で正気に戻った中崎さんは最後のバッターをファーストフライに打ち取り試合終了。


なんとか勝利をもぎ取りました。

今シーズン、いや、ここ5年ぐらいで一番白熱した激闘でした

どれぐらい白熱したかというと、みなさんが思っているその倍ぐらい思っていただいていいでしょう!!




今日の勝利の嬉しさを力に変え、延長戦に応じてくれたキッズの人たちに感謝し、残りの試合も頑張りましょう。




今日の英雄




ミツイ




6打数4安打4打点



これぞ4番、これぞキャプテンといった大車輪の活躍

毎回これぐらい打ってくれ。





番外編



みんなで楽しくびっくりドンキーでアフター。

プルルル・・・ プルルル…



ニシオカ「…ん?メール、誰からや?って中村かい!あいつ反省文でも書いて送ってきたんか?」


サキヤマ神「むぅ、我にも見せてくれんかな。ってなんじゃこりゃあァァァァッ!!ニシオカ!早くケイタイを閉じろ!く、苦しいィィィィッ!」



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