久々の完勝! 光る4番とエースの活躍  〜イレ戦〜

今さらNFなんて面倒

NFやるぐらいやったら野球でいいわ

いや、野球『が』いいねん


(フナコシ・オブツ・コウキ)




2011年度京阪リーグ・リーグ戦も残り3試合。
今日の試合は、勝てばマジック1が点灯する重要な試合。


対戦相手のイレギュラーズは今年度京阪リーグにおいて1,2を争う極貧打線。
しかし、豊富な投手力を有しているためホトケといえど油断できない相手だ。



そんな緊迫した試合を翌日に控え、頭を抱える男が一人。



ミツイ「最近、全然打てへんねや〜。筋肉の調子悪いわ〜。でも、今悩んでんのはそんなことちゃうねん!」


彼の悩みの種は、彼が手にしている携帯電話の画面の中にあった。





『teamHOTOKE』
明日の試合は3番でイレギュラーズです。

参加者
ミツイ・ニシオカ・シャク・……

…ナカムラ・フナコシ・マウラ・モリ







決して並んではいけない4つの名前がそこにはあった。




主将であるミツイは自分の打撃不振のことではなく、この4人の起用法に頭を抱えていたのである。


ナカムラフナコシマウラモリ




もやは色分けするのもわずらわしい。




ナカムラ・フナコシ・マウラ・モリ




4つ並んで「ぷよぷよ」のようにキレイサッパリと消えてくれるとありがたいのだが



結局、この日。
ミツイの頭から、この4種の「おじゃまぷよ」が消えることはなかった…。



 

日が替わって試合当日。

試合開始数分前…。




安心と信頼のブランド「ジャスティス」から吉報が!


助っ人2人の申し込みである。



ミツイ「じゃあ、ナカムラフナコシ。行け。」



まるでトランプゲーム・大富豪において、大富豪が大貧民に3と4を押し付けるがごとく手札を整理するミツイ





チームのみんなもスッキリした表情で試合開始



今日の打線の見どころはなんといっても


1番・ニシオカ  2番・カシワギ  のアニメイト」打線




ニシオカ「最近ハマっている声優は『小林ゆう』さんですッ!!」




カキーーーーン






カシワギ「僕の大好きな声優は『花澤香菜』さんですッ!!」




カキーーーーン






ハラダさん「声優なんて知らないっちゃね〜〜ッ!」




スカッ






溢れ出るアニメパワーを駆使したニシオカ・カシワギの打球は、両者とも痛烈ながらそれぞれショートゴロとレフトライナー。

3番・ハラダさんはこの流れについてゆけずに三振。



珍しく初回に三者凡退。




すると、その裏。

先発シャクがマウンドへ上がるも、ホトケ特別ルール「ライトへ飛んだら2ベース」による2ベースヒットと内野安打で1アウトもとれずにピンチを迎える。



もはやエラーからの先制点献上は最近の恒例行事ですが、






今日のこの男は何かが違った!






シャク「ふん!しょうもねぇエラーしやがって。さっきの内野安打も俺に言わせりゃあエラーだな。最近はあのちっさいオッサンが来やがらねぇからチャンスなんだよ。俺がエースの座を奪い取ってやるぜッ!!!」




シュバーーーーン





ズキューーーーン





ズバババババッ








キレのある直球と変化球はうなりをあげ、後続を見事無失点で抑える



すると2回




ドグワァーーーーーン






ここ数試合、絶不調だった怪物ミツイが雄叫びがわりの超絶2ベースを放つと、ワイルドピッチで3塁へ。


ミツイの不振脱却、そして先制の大チャンスに盛り上がるホトケベンチ



しかし、次の瞬間 





信じられない出来事が!!







バコンッ




5番・シャクの打球は力のないピッチャーゴロ。



ところが、自らの不振脱却に喜び踊るミツイはそんなことはおかまいなしと3塁を飛びだすと、すぐさま挟まれてランダウンプレーに。




さらに驚いたのは彼のアウトになる早さ


せめてシャクを2塁へ…、と望むホトケナインを尻目に、塁を飛び出した2秒後にはタッチアウト。


シャクは1塁を駆け抜けることすら精一杯。





あまりにも遅いミツイの足





ホトケナインは驚きのあまり、ベンチに帰ってきたミツイの靴を入念に調べましたが、ピッコロのように激重の修行用ブーツをはいているわけではありませんでした。


ミズノが誇る高品質のシューズでしたよ、ええ。





このような拙攻の直後にもかかわらずホトケ打線は再び奮起。

3回

久々に登場したヤマグチが内野安打で出塁すると、ニシオカの影分身、ワイルドピッチとつながり1アウト2,3塁のチャンス。



ここでバッターはアニメイト」打線のキーマン・カシワギ



カシワギ「俺が打てなくて、俺がバカにされるのは構わないっす。でも、アニメイト打線』なんていう名を冠して打てなかったらアニメがバカにされるじゃないですか…。俺…、


それだけは許せないんですよ

ッ!!」






カキーーーン






執念で打った打球は前進守備の内野と外野の間に落ちるラッキーなヒットに!



ヤマグチをホームへ迎え入れ先制


続くチャンスにバッターは3番・ハラダさん




ここで、「ハラダさんなら絶対打ってくれるわよ!」と思ったホトケファンのみなさん。








ごめんなさい







ハラダさんはこのところ極度の不振に陥っており、もともとの小心者な性格と相まって、得点圏ではからっきしダメなのです。

この場面でも平凡なファーストゴロ。

何がダメなのか教えてあげてほしいですよ。




僕の予想では、ハラダさんがいつもかぶっている騎馬戦ですぐに取られそうな変な帽子がバッドアイテムだと思ってるのですが。





しかし、続くミツイがまたもや痛烈なレフト前ヒットを放ち追加点を奪うと、シャクの打球がファーストのエラーを誘う間にもう1点。


この回、合計3点を奪います。






さらにホトケの猛攻はとまりません。



イケダ「前々回で英雄になってから打撃の調子が上がってきた。やっぱり守備だけじゃなくて打撃も野球の醍醐味ってことっすね。今日はあいにくしょうもない内野安打しか打ってないですけど、アウトになった打球も痛烈なものばかりやったんで手応え感じてますよ!




カシワギ「俺もタイムリーヒット以外は全部アウトやけど、いい打球が飛んだからヨシとするぜ。打撃っていうのはアウトの内容も大事なんや!





???「おい小僧ども。しゃらくせぇこと抜かしてんじゃねぇぜ。アウトでも満足だと…!?






笑わせんなよ!!






イケダカシワギ「くっ…!?あ、あなたはッ!?」





ゴゴゴゴゴ


 ゴゴゴ


ゴゴゴゴゴ


  
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
ゴゴゴゴゴ
 ゴ ゴ
       

<ミツイ作>




ミツイ「これが4番の仕事や!」





ボカーーーーン






打球はレフト線へ落ちるポテンヒット
決して内容はよくない。



しかしこの日猛打賞となるヒットを放ったミツイは1塁ベース上で大胆なガッツポーズ。






打球が痛烈だから満足だと・・・?
野手の正面に飛んだから不運だと・・・?




そんな言い訳はこの世界じゃあ通用しねぇ。

それで満足なら100球でも200球でもアウトを打ってればいいさ。

俺は泥臭い1本のヒットを打つ。






4番としての自覚
キャプテンとして残すべき結果


勝負の中で自分がやるべきことを明確に理解していなければできない芸当




このミツイの熱いハートが、さらなるホトケ打線の爆発を呼び起こす



6回


ヤマグチがこの日2本目の内野安打を打つと、ジャス戦から帰ってきたフナコシもが内野安打でチャンス拡大。



ここでバッターは1番・ニシオカ


今日は影分身1つがあるものの、2打数ノーヒット。






ドゴーーーーン






!?






御所の空に見事な放物線を描く2ベース




ウツノミヤ「ど、どういうことだ!?普段は非力なニシオカさんがあんな大飛球をとばすなんて…。打球の方向さえ上手くいけば、ホームランだったかもしれない…。





ニシオカ「知っているか?人間ってのは自分の限界を勝手に決めちまう生き物なんだ。どれだけ努力しても、限界を決めた時点でそれ以上の成果は出ない。俺もこの前まで自分の飛距離の限界を決めつけてたよ。でもな、気付いたんだ。そう、ホトケのスポンサーである『綴』のメニューを眺めてる時に。」




小  50円引き
大  50円増し
特盛 80円増し




大<特盛





ニシオカ「『大』の上にまだ先がある。このことに気付いた時、俺の限界はなくなったのさ。名付けて『特盛り2ベース』だ!!」




ニシオカの新必殺技『特盛り2ベース』で1点を追加すると、マウラのサードエラーの間にも1点。



さらにはフナコシに続いてジャス戦から帰ってきたナカムラまでもがタイムリーヒットを放つなどお祭り騒ぎのホトケベンチ





7回で合計7得点の猛攻




前回のジャス戦とは異なり見事なヒット連発での大量得点に指揮官も納得の表情






さて






ここまできて、真剣にブログを呼んだ方はお気付きになったかもしれません。

初回以降、まったく守備の話題に触れていないことに



決して書き忘れたわけではありません。
むしろその逆です。



書くことがないんです







先発シャク魂の投球で2回以降をノーヒットノーラン、与えた四死球わずかに1つ


シャク自身初となる2安打完封勝利


次期エースを確実のものとし、現エース・ナカザキさんをも蹴落とす勢い。





でも、その影にはキャッチャーの好リードがあったことも忘れてはなりませんよ。
もしミツイがキャッチャーならば3失点は確実でしょうからね。




久々に投打のかみ合った素晴らしい試合ができました

来週はホンマ率いるキッズ戦です。

気合い入れていきましょー!!




今日の英雄




シャク



2安打完封勝利





ミツイ




4打数3安打1打点