感動と喪失の合宿  「終期」

3日目の朝

本日の午前は自由時間。




自由





それはアメリカ独立戦争以来、人間の最も重要な尊厳として注目されてきた概念であり、



何かをする自由 つまり積極的自由


何かをしない自由 つまり消極的自由に分かれる。





私は後者を選んだ。


知らないばばあが作った朝飯などには目もくれず惰眠をむさぼっていると、





キャッキャッ



キャッキャッ






こ、これは…



ビーチから聞こえる、怪しくも煌びやかな声…




ミツイ「…こ、こ、これは、せ、せ、先輩として、ふ、風紀が乱れてないかを…」


ニシオカ「…チェ、チェ、チェ、…チェケラッ!」




あわてて浜辺へ飛び出す!



これが自由!




これが積極的自由!






脱ぐ自由だ!







ヤマウラ「キャッキャッ」


タチバナ「キャッキャッ」





いや、お前らかい!!







ニシムラ「先輩方…。本丸はあっちでござんすよ。グヘヘ…。」









おおおおおおぉぉ!!






あ、あれはまさしくッ!




















フナコシ「…ん?うちの妹がどうかした?」






間違えました。






水着!





そう!


皮膚と接地している面積は下着と同じ、もしくはそれ以下にもかかわらず、水辺というフィールド内に限って羞恥心レベルを3段階も下げてくれる着脱可能な衣服のことですよ!




我らが誇る水着美女「キャッキャッ!」



おおーーーーーっ!





俺たちの愛する水着美女「キャッキャッ!」





オオーーーーッ!














ミキちゃん「水着持ってこなくてよかった。(ホッ)」








2日間の疲れを吹き飛ばした我々はその足で球場へ移動



合宿最後の野球だあーーー!




シャクさんが戦線離脱したことにより、

1、ウツノミヤteam対ニシオカteamというわけわからん構図

2、人数不足によりマネージャー全員参加

という事態が発生。





試合内容はまぁいつも通り打つ人は打って打たない人は打たないって感じでした。



ここで報告しておかなければいけないのはカオルちゃんが投ゴロダブルプレーと遊直ダブルプレーを披露して、ゲッツーロボの名を冠したこと、ソフトボール経験豊かなアユミちゃんがレフトフライを好捕して「10年早いんだよぉ!」と吠えたことぐらいでしょうか。



もはやどっちが勝ったかも覚えてないのでこれ以上は割愛。

(さすがにこの辺になると書くのしんどくなってきたよ♡)






合宿最後の野球を終え、達成感虚無感に包まれながらホテルへ帰還。



おかわり「うほほーい!腹減ったー!ご飯だご飯―!」



合宿でもいまいちキャラクターがはっきりしなかったので、安直に食いしん坊キャラにさせられるおかわり。





ガラガラ





夕食の会場で待ち伏せていたのはあの男!










シャク「あ、お疲れさん。」






体力の消耗と野球ができない精神的ショックでポリゴン化していたシャク



しかし、あまりのクオリティに誰も異変に気付かない。





モリ「お、お前、もう大丈夫なんか。」


シャク「まぁ、なんとか。」




明らかに大丈夫じゃない2頭身の大魔王。






これならいける…!




これなら大丈夫…!






夕食後



タチバナ「うわぁぁあああーー」


ヤマグチ「うひょーーーー」


イケダ「きょえーーーー」






そこにはアホみたいに騒ぐホトケメンバーの姿が!


そのなかの一人にインタビューしてみた。




ゲバシャ「いやぁー、シャクが弱っててくれて助かりました。なんせこうやってハメを外して楽しくはしゃげるんですからね。」





そう3日目の夜は宴会だったのだ。



ただ


「宴会中は水分とるな」


「宴会中に歯を見せるな」


「宴会中はずっと声だしとけ」


といった時代遅れな指導方針により悪魔の宴会となりそうであったところが、

上述のアクシデントにより通常の宴会になったため、ホトケメンバーは歓喜の輪にいたのである。






その結果




ガチホモサークルに恥じない乱れっぷり







可愛く変身したイケダと真っ白妖怪にされたニシオカ






多重影分身を覚えた下忍






その他、公共の電波には載せられない酒池肉林が繰り広げられる。

(主にジョーザキを中心とする)






たいして酒が強くないのに、この期とばかりにグビグビと酒に溺れる阿呆ども。




あー、これはやっちまった…





強盗?強姦?殺人?





なにかしらの事件が発生するのは目に見えてるな





サークル活動は謹慎、いや解体か…



そもそも退学処分まであるぞ…






ああ、野球、楽しかったなぁ…






フルタ「…な、なぁ、直接さわっていいかな?///」


ドイ「え!?、ちょちょ、それは、やめてほしい…///」





ほら、始まった!!






もう終わりだーーー!!









はい!そこまで!!(低音ボイス)






??




もちろんギータカ「もう時間やから!これで解散!あざーした!!(さらに低音)」



え?なんで正気を保ってんの?



彼女の足元には海辺の軍手のように散らばった無数の空カン空きビン




継承者マユハ「ほら!さっさと帰れよ!」



え?継承者やのにこっちは酔ってんの?





レディース二人組の登場で全員の酔いは瞬時に冷め、大人しく部屋へ帰る臆病者たち。




よかったなぁ… 

これでまた野球ができるで

よかったなぁ…




3日目ともなると硬い寝具にも文句を言わず夜を明かすのでした。





最終日の朝


ついに帰りの時が訪れました。



サトウ「あー、遂に今日で最後か…」



満足感喪失感を抱きつつバスへ乗り込む一同。



一様に笑顔が並んでいるものの、どこか悲しげなその表情




ミサコちゃん「まだ終わりじゃないですよ。最後の目的地、伊勢神宮で思いっきり楽しんで帰りましょう!」





伊勢神宮へ着いた我々は各自観光と食事を楽しむことに。



さんさんと照りつける太陽、残暑の厳しさに思わず「あち〜〜…」「涼しい所ないんかえ〜?」と文句を言いたくなるも、今日は合宿の最終日。

そんな野暮なことはしませんよ。(ほんまはめっちゃ言ってた)




広大な敷地の伊勢神宮、お参りするにも食事するにも辿り着くのに一苦労、思わず「しんど〜…」「バスで休憩してていい〜?」と文句を言いたくなるも、今日は合宿の最終日。

そんな野暮なことはしませんよ。(ほんまはめっちゃ言ってた)






あ〜、ここの神さんに挨拶したらもう終わりなんやな。



この楽しいひと時が終わってしまうんやな。



それやったらいっそお参りなんてしたくねえよ。



なにが神様や。誰に許可もらってんねん。





しかし、現実は残酷。

そんなことを思っている間に目の前は天照大神(あまてらすおおみかみ)が…

ふと、目を閉じて手を合わす…





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



いや、別に俺はあんたが偉い神様であろうとなんだろうとお祈りする気はないですから。


ただ、後ろに並んでるジジイやババアが急かすような眼で睨んでくるからこうしてるだけっす。


てか別に、あんたに恩とかもないし。


そもそもほんまに神様なんやったら、シャクとかイケちゃんとか酷い目にあわせんなよ。


シャクとかこの合宿のためにめっちゃ働いてくれたし、誰にも知られてないところで面倒なことも背負ってたはずやん。


イケちゃんだって体育館でずっと卓球ばっかりしたいわけちゃうかったやろ。


最終日も全員で野球したかったのによ。


ちゃんと働けよ神様。




あとさぁ、いまだにミツイとか俺とかが主軸に座ってるってどうなんよ?


もうちょっと主力以外の2回生にも力を与えたってぇな。


俺らみたいな性格悪い先輩を受け入れてくれるし、あいつらめっちゃええ奴やねん。


あいつらおらんかったら俺の大学生活なんて完全に終わってたからな。



あと、あいつら新歓もめっちゃ頑張ってたで。


それやのに選手が5人ほどしか入らんって嫌がらせかよ。


去年は上手くいき過ぎてたから、今年は失敗するやろなぁとは思ってたけどな。


さすがにちょっと少なくね?


てかそいつらも変な奴ばっかやしよ。


でもなんか、やっぱりええ奴ばっかりやねん。


大人しい奴らと調子乗った奴と二極化してるけど、それがなんかおもろいやん。


もっとホトケに溶け込んで仲良くしたいわ。




逆に女マネは多すぎな。


あんなに女の子いたら今までのホトケじゃなくなってまうわ。


男ばっかりでこそこそやってたのに急に煌びやかな雰囲気になってもて。


なんか意外と楽しいとか思ってまうやん。


こんなんもアリやな〜とか思ってまうやん。


俺らみたいなんがアホなことやってるのを見て喜んでくれるとかマジ天使〜、とか思ってまうやん。



正直、去年の合宿がめっちゃ面白かったから、今年はそれには劣るやろって思っててん。


でも、もっと楽しなったやん。







てかなんなん!




このサークルどんだけ楽しいねん!




最高やん!




一生一緒にいてくれや!って三木道三みたいになってまうやん!






神様!








ほんまありがとうな!







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜












ニシオカ「ってお祈りした!俺ってめっちゃええ奴やろ///」




なっちゃん「氏ね(^ω^)」







おわり

苦痛と進展の合宿  「中期」

今年の合宿もめっちゃ楽しい


後3日もあるなんて最高



イケダ以外の全員がその思いを胸に秘め、バスは帰路をゆく。




そしてたどり着く、癒しの旅館


激しい運動と日照りに奪われた体力を回復し

みんなでワイワイと盛り上がり絆を深める





はずだった!






ミツイ「おっしゃ〜!風呂いくぜ〜!俺はなぁ〜、合法的に裸になれるから風呂が大好きなんやで〜〜!」




ガラガラガラ…



ウツノミヤ「うぐあぁぁぁ!!助けてくれー!」


ミツイの飛び出目に写ったのは、泡まみれで苦しむウツノミヤ


そう、ゲバシャ大魔王ウツノミヤは下品の象徴




泡まみれでは生きていけない




いそいでシャワーで救おうとするホトケのメンバー。





しかし、




出ない!水が出ない!



すずめの涙ほどしか!





ヤマグチ「なんやこの風呂!最悪や〜!」






夕食では・・・





ミキちゃん「伊勢の旅館って、一体どんな豪華なものが出てくるのでしょう?韓国料理がいいわ〜。」


ミツキちゃん「やはり伊勢と言えばイセエビでしょう!プリプリの海老をたらふく食べて更なるナイスバディを手に入れるわ!」


アユミちゃん「ふふ、わたくしは松阪牛を望む。松阪牛こそわたくしのグルメ細胞に適合する食材なのですから。」





しかし、






ハンバーグ!




メインディッシュはハンバーグ!







ミサコちゃん「ま、ま、まだよ…。…すごく、美味しいかもしれないわ…。」



モグモグ…





ギータカビミョーー!!(この時ばかりは高音)






さらに就寝…




マユハさん「さあ、いい子は寝る時間よ!早寝こそが美容への第一歩なのよ!」


カオルちゃん「さ、さすが姉さん!常に未来を見据えていらっしゃる!」




おやすみなさ〜〜い




女マネ一同「イタッ!!






ざわ・・・ざわ・・・




枕が硬てぇ…





まさか石が入ってんのか?



枕投げで死人が出るレベル





ミキちゃん「こんなに痛いのなら、こんなに苦しいのなら、枕などいらぬ!!」


カオルちゃん「わたし、涙が止まらない…ッ!眠れないことがこんなに悔しいなんて…!」


アユミちゃん「これならわたくしの胸の方がまだマシ…」





!!!




アユミちゃん「えっ…!?」





天才、現る…





ミサコちゃん「そうか!ほかの人の胸を枕にしてみんなで輪になって眠るのよ!これぞ『おっぱい大作戦』。」





(参照図)




カオルちゃん「ハイ!わたしミツキちゃんの上でねたいです!一番眠りやすそうです!」


ミツキちゃん「わたしはミサコちゃんの上だけは嫌です!」



ミサコちゃん「なんだとコラァ〜〜!!」






修羅場…!




突如として始まった女の醜い争い…!






マユハさん「やめなさい!」


マユハさん「あなたたち下品なことはやめなさい。…そ、それに…、わ、わたし怖いの…。」



ミキちゃん「何が…、ですか?」





マユハさん「も、もしも…、お、男部屋でも、これが行われているとしたら…ッ!」





………







一同「枕で寝ましょう。」







ほとんど出ないシャワー




微妙(どっちかっていうとまずい)な食事




役割をなさない寝具







監獄だ…


監獄だった





何が癒しの旅館だ!





俺たちが馬鹿だった。








悪夢の夜が明けて、



おかわり「はやく、はやくこの監獄から開放してくれ!」


ニシムラ「大丈夫だ!今日は午前から水族館へ行く予定!すぐに出れるさ相棒よ!」





圧倒的歓喜!圧倒的幸福!





幸せとは、不幸からの脱出なのである(byダイキング)




急いでバスへ乗り込む一同。


しかし、出発から数十分






ニシムラ「水族館とかダルー。」



おかわり「オレらはよぉ、野球しにきたんよ。水族館ってなんやねん。なめてんのかよ。魚は食うの専門なんだよ!」






クズ、人間の屑!






地獄を脱出した途端に手のひら返し


幸せを感じるのは最初だけ、すぐさまその喜びや幸運を忘れてそれ以上の幸せを求める自堕落で強欲なクズ!





誰しもがこのクズたちを叱りつけ、罵倒し、そのひん曲がった性根をたたき直してやりたいと渇望した。




しかし、だがしかし!




その必要はなかったのだ!







一同「うひょーーー!!」






フルタ「カワイー!ペンギンカワイー!」



ウツノミヤ「アシカー!アシカショー見るーー!!」



マウラ「でっけー!ワニでっけー!!」






今までの態度が嘘のようにはしゃぐクズども!




まさに北風と太陽



腐った心を浄化するのは、怒りから来る叱咤ではなく、雄大な自然による抱擁であった!





タチバナ「いやー楽しかった!」



文句言って悪かったなシャク。



やっぱりお前のプランは完璧やったよ。


んじゃあ、次は体育館です。出発!





ミキちゃん「ちょっと、まだカオルちゃんとミツキちゃんが来てません。」



おいおい、何やってんねん。まぁもうちょっと待ちましょうや。ねぇシャクさん。





…シャクさん?







ゴゴゴゴゴゴゴゴ……







やべぇー!




ミスターパンクチュアルことシャクさんは遅刻者には容赦ないことで有名!



もちろん相手が女性でも関係ない!




制裁が!見るに耐えない粛清が!







カオ・ミツ「すいませーん遅れましたー!」




シャクコップ「標的を捕捉、抹殺プログラムを起動します。(機械音)」




カオ・ミツ「ひえーー!」






ミツイ「待て待て、こんぐらい許してやろうや。」



シャク「いえ、ダメです。規律は絶対です。」







ここに巻き起こる新旧帝王対決!




ミツイ「えへへ。エースはお前やで♡」



シャク「えへへ。4番は任せました♡」






ありえねーだろ!こんなこと!





今までがどうかしてたんだ!





ミツ・シャ「オラァァアア!!













グハァ!





敵わない!ミツイには敵わない。





シャク、無念の体調不良により

離脱。








ミツイ「もう大丈夫や。俺がいる限り、女の子に粛清なんてさせへんで!」




イケメン…!圧倒的イケメン…!






カオルちゃん「キャーー!!魚が逃げ出してるーー!」



ミツイ「誰が魚や!魚みたいな顔してるだけや!」





キンメダイ…!圧倒的キンメダイ…!







体育館に到着した一同。



普段野球ばかりしているホトケではあるが、野球しかできないわけではない。


ここではいろんな人のいろんな一面が垣間見れた





ホトケ卓球王選手権では、並み居る強豪を叩きのめしマキノが躍動!

生粋のおばあちゃん子であるマキノ…


幼き頃からそのおばあちゃんに鍛えられた強烈なドライブは全てを跳ね除けるオレンジの槍となった!





バドミントンではサトウが意外な強さ


ミツイとの対戦ではわざと接戦を演出するほどの余裕ぶりを発揮し、動けるデブを証明した!





バスケットコートに目をやると、バスケ大好きフルタ・ジョーザキを所狭しと駆け回る

しかし、こんな野郎はいつでも見れる!


見る価値なし!映る価値なし!




真に見るべきはギータカ!陸上部で鍛えた肢体を跳躍させる大活躍!

さらにギータカに無理やり連れてこられたマユハさん!

ここがポイント!150センチに満たない体で頭上はるかにあるボールを追い回す!これぞ萌!


純度100%の萌!






さらに貧血で野球にできなかったヤマグチもここぞとばかりに遊ぶ!遊び尽くす!でも卓球しかできない!



マウラはバドミントンのルールを説明する!

詳しい、なぜ詳しい?

その豊富な知識を雄弁に語る!




ニシオカ「めんどいな。サーブ権とかテキトーでええやん。」


ミサコちゃん「なんか気持ち悪いですね。」





嫌われる!何をやっても嫌われる!ドSコンビに嫌われる悲しき宿命!





そして、戦いに敗れたシャク・イケダは見学。敗北した者、負傷者の運命。


その横にはドイ。





なんでや!なんでお前も見学なんや!元気出せや!!



他のスポーツを嗜むことにより、第一にリフレッシュ、第二に体の動かし方や筋肉の可動域を再確認して野球に活かす、第三に野球への情熱を高める、という一石三鳥の素晴らしいプログラムだった。


疲れ切った我々は地獄の監獄ホテル新海へと舞い戻る。

(実名出しちゃった。テヘッ。)





2日目の夕食はBBQなのでさすがにマズイということはありえない。



地獄で一時の安堵。


ぞくぞくとバーベキュー会場に集まるホトケメンバー。


だが、すぐに異変に気付いた。





ブンッ!…ブンッ!




闇夜にこだまする風切り音。




うんうん。だいたいわかるぞ。



「す」から始まる行為やんな。





んで、体育館での疲れも忘れて夜中に外に出るアホは…



うんうん。だいたいわかるぞ。




「か」から始まる奴やんな。






カシワギ「素振りしてました!」







知っとるわ!




満場一致で知っとるわ!







魅惑のアホ・ヴァギさんは放置して夕食をいただく一行。



うむ、さすがに肉はなかなか旨いな。


でもなー、ちょっと少なくないっすかぁ?

ケチんなよぉー。



んでよー、ちょっと多くないっすかぁ?

トウモロコシがよぉー。



そんなトウモロコシばっかり食えませんよぉー。




そこそこに満足した我々は夜空のもとで談笑。


いやー、合宿も半分以上が過ぎ去ったなぁ

早いもんやで…






もぐ… もぐ…





うん?





もぐ… もぐ…





闇夜にこだまする咀嚼の音。




???「トウモロコシ旨いっすわー!」





うん、うん。だいたいわかるぞ。





「か」から始まるアホやんな。






カシワギ「そこのトウモロコシも食っていいすか!」




どんだけ食うねん!アホなんか!







マユハさん「じゃあ、このもやし炒めもあげる。」



カシワギ「それは要りません。」







わからんわ!



判断基準がわからんわ!!





その後は、浜辺で花火。




フルタ「打ち上げ花火するかー!」


モリ・ジョーザキ「おっしゃー!」




ピュゥゥーーーー… パンッ!





ウツノミヤ「うるさいわりにはしょぼいのぉ!」



お前らにお似合いやな。






マキノ「線香花火でもしますか。」


ドイ「それいいね。」




…パチッ …パチッ




ヤマグチ「儚いなぁ…」



お前らにお似合いやな。






カオルちゃん「わたしも線香花火する!うぇー!儚ーい!」



全然似合わんな…。







花火を終え、部屋に戻った一同。



…よし、そろそろ寝るか



ガラッ




女マネ一同「ゲームしましょうよ!」




ミツ・ニシ・サト・イケ・ウツ「…うぅッ…。」




こんな時間に女の子たちが部屋に押し掛けてきた…


必然的に前かがみになる男性陣







女マネ一同「おじゃましましたー!」



ゲームを終えて今度こそ寝る。




ミツ・ニシ・サト・イケ・ウツ「…うぅ…。」




固い寝具のせいでえびぞりになる男性陣





必殺腰破壊コンボと名付けよう。






まさに苦痛と進展の合宿であった。




つづく

期待と激闘の合宿  「創世記」

8時 京都駅八条口に集合




ハァ? 




はぁ?






ハァアア!?







間に合うわけねー!



遅刻魔だらけのホトケメンバーが間に合うわけねー!



なんてスケジュールだよ…、なんて過酷な日程だよ…。




ヘギの野郎!ぶっ殺す!

(旅行代理人の担当者の名前ね)





かくしてホトケの地獄の合宿は始まったのである。



そう、『地獄』の合宿である。



昨年の合宿はみんなが楽しめる最高の合宿でした。それは旅行の全権限が愛と正義のおちゃらけリーダーことミツイに預けられていたからである。

しかし、今年のリーダーはシャク
魔王、恐怖、鬼畜ロリコン」で検索すると一番上に出てくる人物。


しかも今回預けられているのは全権限どころではすまない。我らホトケメンバーの生殺与奪の全てが彼に握られているのである。




怖いよー(>_<)



鬼畜ロリコン怖いよー(>_<)





合宿初日 午前8時


予想とは異なり定刻にぞくぞくと集まるメンバー。

去年と違いツチヤマ・ハラケイといった常識のない老害がいなかったのが要因かと思われる。




しかし、ある人物の登場により事態は一変する!





???「中華人民共和国、万歳ーー!万歳ーーー!」









モリ・ジョーザキ「もうったっくとうっ!もうったっくとうっ!」



そこには燦然と輝く毛沢東Tシャツを身に纏う2人の姿が!





集合からさっそく大ボケをかましてくるとは…。


早朝、移動直前の鬱屈感、重たい荷物による披露、毛沢東、モリ+ジョーザキ


なぜウケると思ったのかがわからん。勝算が見えない。



巨人VS横浜
内海  加賀美



う〜ん。勝算が見えない。



なんだかんだでややウケしたので、みんなのテンションも徐々に上がり最高の出発に。





シャク「…、よし人数も揃ったし、いざ出発だ!」


人差し指がとれそうなほどに念入りに人数確認した慎重派シャクの合図が響く。





???「いってらっしゃーい。」





!!!





ドイ「な、なにぃぃぃいいッ!?あいつ、バスの外にいるぜッ!」





チエちゃん「いってらっしゃーい、私はいきませんーー!」




どゆことーーーーッ!!




どゆことーーーーッ!!



何しに来たんだーーッ!!





ただ見送りのためだけに来た女。

本宮千枝。好きなスポーツはクラシックバレエ。特技は360度開脚(どうやって1回転させるのかは謎)。

不思議な女だぜ…。




目的地・三重は伊勢。松阪牛や伊勢エビなどの名産品を堪能しつつ、海岸線のホテルで自然をも楽しむ最高の旅行プラン



いくら野球バカといっても我らは誇り高き京大生。今後の予定も考えるとここは体力温存が定石。

さっさと居眠りを決め込む一同。



行きのバスではカオルちゃんの叫び声だけがこだましていた




3時間ほどの移動を経て伊勢へ到着した我々を迎えたのは青々と輝く海に囲まれたホテル。




フルタ「よっしゃー。やっと着いたぁー。ん…、ホテルって…、ここか…?」






お年寄りばかりの従業員




なんだかちょっと狭い部屋




堂々と設置されたアナログテレビ







一瞬にして不穏な空気に包まれる…






マウラ「まぁまぁ、これで決めるのは早いですよ。元気出して野球行きましょー。」





「野球」



ホトケにとってこのキーワードはすべての不安を取り除いてくれる最上のサプリメント



久々の紅白戦で盛り上がるぜェ〜〜!!





マキノ「ちょっと待ってください。今回は17人しかプレイヤーがいないんですよ?しかもヤノことヤマグチは合宿直前に貧血で入院したために見学です。さらには我らがエース・シャクヒデキは右肩痛でマウンドに上がれません。これでは紅白戦なんてできやしないですよ!」



ドイ「バカ野郎!お前は夏休みの間、野球に全然参加しなかったから知らねぇようだな!今年の1回生マネージャーにはな、プレイヤーとしても活躍できる逸材が溢れてるんだよ。だから人数に問題はない!そして、うちには万能戦士・ニシオカゲバシャ戦士・ウツノミヤがいるから投手不足も解決だ!」




普段あまりしゃべらない二人の長ゼリフに驚く一同。


だが、お前らの説明口調嫌いじゃねぇぜ…。(ブログには便利やからね)


こうして2回生VS1・3回生連合の試合が開始した。





ミツイ「ふん、今まで散々叩きのめしてやったのにまだ俺たちに逆らうのか。しかもウツノミヤが投手って(笑)。お前ら、ガンバルぞー!」



おかわり「うぇーいww」


ニシムラ「うぇーいww」


タチバナ「うぇーいww」


ジョーザキ「うぇーいww」


マウラ「うぇーいwwwwwww」






ニシオカ「なんじゃこりゃぁァアアーーーッ!!」




2回生に比べ、圧倒的に実績のない1年生たち。

さらにお荷物のマウラがこちらのチームに押しつけられて、戦力差はさらに著しく…。





ニシオカ「いや、大丈夫だ。俺が桐光学園の松井くん並みの奪三振をとれば…。」




しかし



カシワギ「\アッカリーン/」


イケダ「\エッロリーン/」


シャク「\ロリロリーン/」




主力の3人を封じることもできず、




フルタ「\ガッオリーン/」


ドイ「\ウッツリーン/」


マキノ「すいません、打たせてもらいます。」





モブキャラにも満遍なく打たれて6,7点ほど奪われると、守備はジョーザキを中心にエラー連発。




さらにはウツノミヤの好投により反撃もできず。



マキノの空気の読めなさも相まってニシオカのイライラは限界に。





と、そこへ




???「おいおい、お前ら苦戦してるようやな!」





まさか、ここで救世主か?



誰や!?

使える3回生といえばキムラか?それともハラケイとかナカザキのとっつぁんか?






デブ「俺が来たからには安心やで!」





誰やあいつは…?太ってる。とりあえず太ってる。





ミツイ「ふざけんな!ホトケにこんなデブはいねぇんだよ!」


ギータカ「ちょっと、よく見てごらん。なんだか凄いキモオタ臭がするわよ。(超低音ボイス)」





と、いうことは…






サトウ「おいっす」




一同「でっぶ〜〜〜!」




できもしない勉強で家に引きこもり、外に出たかと思えば阪急のホームに突っ立ってるだけ…。


そりゃ太るわ!むしろ太らないほうがおかしい!



そしてひとつ言えるのは、


こいつは絶対に救世主などには成り得ない!



むしろ多大に足を引っ張るであろうということだ!



その予感は見事なまでに的中し…


終盤で7−2ぐらいまで突き放される。





そして最終回。


タチバナ「ちょちょ、ちょっと!相手のマウンドに誰もいませんよ!」



これは一体…


雑魚相手にはピッチャーなんていらないってことか?


自分でトスして打ってろよってことか?


華武高校の半減野球でもやるってのかよ!?





サトウ「な、なめやがって〜〜!!」



おかわり「待ってください!あ、あれを…!よく目を凝らしてください!」





ん…?





!?






なにか…、なにかが動いている…!




薄い…、薄すぎる…



あまりの存在感の薄さで気付かなかった…!










ドイ!!!





ドイがマウンドにいる!


投げている!



ハエのとまりそうなボールを!!





ニシムラ「こ、れは…。…チャンス、…千載一遇のチャンスだ!あのしょぼい球なら俺でも打てる!」

(※注…先輩を舐めているランキング1位)



そして…



カキーーーン


カキーーーン


カキーーーン





あっというに追いつく!



まさに刹那!



地球の歴史46億年を1年に置き換えた時の人類が登場してからの期間ぐらい短い!!




同点。





5,6点差が一気に





しかし1,3回生は喜ばない。



当たり前のことなのだから!ドイが現れた以上当たり前!



2回生も悔しがらない。



当たり前のことなのだから!ドイが現れた以上当たり前!





だが、


だが、


それならなぜドイをマウンドに…




マキノ「♪あたりまえ〜あたりまえ〜、サードとショートは内野ゴロが〜〜、とれない〜ッ♪」




ボテッ



平凡な内野ゴロ。





!!!






タチバナ「うぇ〜いwww」



ジョーザキ「うぇ〜いwww」





エラー!



エラー!



圧倒的エラーの数々!






そして




カシワギ「死にさらせや〜〜!!」




カキーーン






これまた一瞬…


刹那…


エアコンの冷房を切ってから部屋が暑くなるまでぐらいの短さ!





サヨナラ


まさかのサヨナラ


そしてさらなる屈辱は!




シャク「整列!1軍の勝ちです!礼!」




い、1軍…!?





1軍だとぉ〜〜〜ッ!





ニシオカ「もう許せねぇ!てめーの血は何色だァアアア!!」



猛然とシャクへと突き進むニシオカ!





イケダ「勝負はもうついてんだよ!俺が返り討ちにしてやるぜ!」





ここに始まったホトケの2大イケメンの激突!



そうだ、今までこの事態が起こらなかったほうがおかしいのだ!



本来ならイケメンNO.1の座を巡って血で血を洗う争いになって当然!






ニシオカ「エヘヘ('∀`) イケちゃん♥」



イケダ「エヘヘ(ノ∀`) センパイ♥」








ありえねーだろ!!




こんなこと!!



今までがおかしかったんだよ!!





ニシ・イケ「オラァァァァアアッッ!!」








スタッ












???「ぐあぁぁぁああ!!」





敵わなかった…




ニシオカには敵わなかった!




イケダ、敗れる!





無念の左足首負傷!







ホトケのヒエラルキア


その頂点に立つ男に逆らって、明日明後日と合宿を楽しめるとでも思ったのか





泣けィ!!




狭い旅館に一人引きこもって泣けィ!




ろくに歩くこともできずになぁ!!!






まさに期待と激闘の初日であった。



つづく

ホトケ名鑑アンケート2012


今年も昨年同様、アンケートを実施することにしました!

名鑑に結果を載せるので、合宿参加者はできるだけ協力お願いします!

答えたくない問題は空欄でもいいです(^−^)<例題1> ○○が絶対に言わないことは?<答え> フルタ
     「ワンワン」「ニャンニャン」「パオーン」<例題2> 誰を殴りたい?<答え>  ドイ

    凡打して「テヘッ♡」とか言ってるから。
     


と、このように答えだけじゃなく
簡単な理由も付して答えるようにしてください。(できるだけ)



完成したらシャクのパソコンのメアド(メーリスで流します)に
ファイルを添付してメールお願いします。

ダウンロードできない人ように、下に載せとくのでコピ-して使って下さい。

締め切りは8月25日です!(厳守!!!!!)


HOTOKEアンケート.docx 直




HOTOKEアンケート


・Mr.ホトケと言えば?


・ホトケのエースは?


・ホトケのNo.1スラッガーは?


・ホトケで一番の野球バカは?


・選手として尊敬できるのは?


・先輩をナメてるのは?
 

・逆に、こいつ最低だと思う先輩は?


・ホトケで一番のイケメンは?


・抱かれたい男No.1は?


・抱かれたくない男No.1は?


・一番オッサンっぽいのは?


・一番モテそうなのは?


・一番モテなさそうなのは?


・一番外国でモテそうなのは?


・一番結婚が早そうなのは?


・結婚できなさそうなのは?


・心が腐っているのは?
 

・こいつが身内だったら嫌なのは?


・誰を殴りたい?


・一番の草食系男子・肉食系男子は?


・憧れるのは誰の、どんなところ?


・仲が良いのは誰と誰?


・仲が悪そうなのは誰と誰?


・○○に足りないものは何?


・○○に直してほしいところは?


・○○が絶対に言わないことは?


・一番早くハゲそうなのは?


・将来一番稼ぎそうなのは?


・お父さん・息子・お兄ちゃん・弟にしたいのは?


・体が強そうなのは?


・体が弱そうなのは?


・一番ユニフォームが似合わないのは?


・一番大人っぽいのは?


・一番子供っぽいのは?


イカ京は?


・一番京大生っぽくないのは?


・一番おしゃれなのは?


・誰にいじめられたい?また、どのようにいじめられたい?


・ホトケの中でペットにするとしたら誰?


・女装が似合いそうな人は?


・ユーモアセンスのある人は?


・好きな女優は?


・好きな韓流スターは?


・好きなプロ野球選手は?


・京阪リーグの他チームではどこが一番好き?


・ホトケで一番バカっぽいのは?  


・シャクといえば?


・カシワギといえば?


・オーキド「さあ、好きなのを一人選ぶがいい!」
あなたはホトケの中で誰を最初のパートナーに選ぶ?


・来年ジョーザキがキャプテンになったときありがちなことは?





【応用問題】

・車で信号待ちをしていると、ジョーザキさんが
 「あの、ぼくヒッチハイクで旅をしているのですが、乗せていただけません  か?」
 と言ってきました。
 あなたはなんと答えますか?



・ウツノミヤ「ゲバシャシャシャーーーーwwww今日も京都汚したるかww wwww」
 こんな場面に遭遇したときあなたはどうやってこれを止めますか?

キッズ戦 『永遠にともに〜ドイとフルタの愛の結晶〜』

日本男児の生き様は色無し恋無し情有り 男の道をひたすらに歩みて明日を魁る 嗚呼男塾男意気 己の道を魁よ




魁!男塾』より








シャク 「どうしてこうなってしまったのだろう?」




ニシオカ「去年まではこんなことはなかったのに…なぜ急に…」





肩身の狭い思いをするホトケのリア充たち





カオルちゃん「寮の人にきかれたんです。ホトケに入って大丈夫?って。」




ミサコちゃん「正直、キモイですよね。」






1回生のマネージャーたちはようやく悟った。






このサークルはヤバい










カシワギ 「おいおい〜。ジャスのクサノくん、めっちゃかわいくね?マジで好みなんですけど〜。」




ウツノミヤ「ヴァギさんやめろや〜。クサノくんは俺が狙ってるって言ってたやんゲバババ。」






好みの「男の子」の話をする者…





ミツイ  「うわっ。やめろや〜。みんなの前では股間に触らんといてや!」




ウツノミヤ「無防備やから悪いんですよゲババババ。」






公然と「男の子の股間」に触れあう者…







いつしか、周囲からホトケは「ゲイサー」と呼ばれるようになった。





言いえて妙…





何の反論もできない…





最初は「仲のいい友達」だった。





チームの仲がいいのは素晴らしいこと。





ただ、それが間違った方向に発現してしまった…。






女の子にモテない→もう男でよくね?





安易な思考で泥沼に入り込む愚か者もいた。





そして、最近、ついに「越えてはならない一線を越える者」が現れた。






ドイ 「おいおい、ウツノミヤ〜。まだ、股間タッチくらいのプラトニックなことして喜んでるのかよ。中学生か!へっ!」





フルタ「俺たちはもっとスゴイこと♡しちゃったんだよな!ガオガオガー!」






イケダ「おっ、おまえら…。その耳についてる黒いのはまさか…。」









ドイフルタ 「いってきたのさ!


夢の国 ディズニーランドへ!!!」





















これがミッキーミニーか…?




そんな…。




今は亡きウォルト・ディズニーも草葉の陰で大いに嘆いていることだろう。




何がディズニーランドだ。夢がない。あまりにも…。




衝撃の光景に驚きを隠せないリア充女マネプラトニックゲイたち。





ドイ 「ミニーはスカート履いてるんやし無理すんなよ!俺が全部打球処理するし!」




フルタ「ありがとうミッキー!大活躍期待してるよ♡」





1泊3日の新婚ディズニー旅行を終え、すっかりラブラブなドイフルタ




2人の男男(男女の対義語)の新たな門出を祝福するかのごときプレーボールの鐘が鳴り試合は始まった。










今日は水曜日、リードオフマンニシオカがゼミで不在と、ホトケにとって大きな痛手。



カシワギを1番に据えた新打線も、剛腕ホンマの前に手も足も出ず、初回・二回とあっさりと凡退。




シャク 「苦楽を友にしてきたフルタとドイがあんなことに…。俺は祝福すべきなのか?あいつらになんて声をかければいいんだ…。」




御寺の坊さんの長男として、幼少期から厳格な家庭で育ったシャクにとって、同性愛は道徳的に許せない所業。

ましてや、親友の2人がその道に足を踏み入れてしまった…。

とてつもないショックだったのか、抜群の安定感を誇るシャクがキッズ打線につかまり簡単に1点を先制される…。





シャク「くっ…。やっぱり俺には認められない…。あいつらの愛をゆるせない。」





3回表のホトケの攻撃、




キャプテンが悲壮に沈み込む中、気味の悪い顔をしてあの男が打席に向かう





ウツノミヤ「おいシャクよ。そんなにゲイがいけないことかよ。たまたま好きになってしまったやつにアレがついてたか、ついてないか、それだけのことだろうよ。俺は友達として、あいつらの愛を祝福するぜ。この試合は負けられねえ。」







かげぶんしんー!!!









ゲババババ!!!


















ホンマ「うわー。小沢一郎がいっぱいやー。」




ウツノミヤの卑猥な顔面を全面に押し出した攻撃がホンマの動揺を誘い、出塁に成功!





そして、迎えるは 幸せの絶頂 ミッキードイ





ドイ 「今までは一人で戦っていた。でも今は違う。守るべき人ができた。フルタのために俺は打つ!



俺はフルタが好きなんだぁああーー!










ドイの脳内









カキーーーーン








打率1割台に苦しんでいたドイが愛の力で見事なヒットで続く!







カシワギ「俺にも彼氏できるかなへへ。」








キーーーン








ミツイ 「ここで打たな先輩じゃないやろ!」








ドーーーン









キムラ 「お前らの結婚に花を添えるぜ!」











ドゴォオオオン









ドイとフルタのおめでたに花を添えたい




友を想う仲間の気持ちが実を結んだのか!




京阪一の右腕 ホンマから連打に次ぐ連打!




フルタもスカートを履きながら犠牲フライを放つなど、この回一挙6得点の大爆発!






シャク「ようやくわかったぜ。ドイもフルタも大事な仲間。俺は何をこだわっていたんだ。男同士でもいいじゃないか。ただ肉棒という名のバットが両方についてるだけの話だろ?」






シャクも坊さん教育の呪縛から解き放たれたのか、その後はいつも通りの安定感でキッズ打線を抑え込む。





モリハゲマキノニシムラなどのゲイ予備軍も捨て身タックルやヒットで出塁し、終わってみれば12得点を挙げる猛攻で勝利しました。









今日の英雄





ドイ  3打数2安打1打点








試合後、




ミサコちゃん「キモイとか言ってすいませんでした。ドイさんとフルタさんの愛って素晴らしく純粋ですね!」




カオルちゃん「お二人を見ていると、胸がときめきます!」






うら若き乙女たちも2人の愛を祝福した。





そう【男と男】【男と女】そんなの関係ない。





社会が認めない?それがどうした!





いろんな愛の形があり、それを認め、尊重するのが社会のあるべき姿ではなかろうか。





我々ホトケはこれからもゲイ愛を奨励することをここに宣言します。








ドイとフルタよ!







永遠にともに

有言実行こそが美学! 〜ダルマ戦〜

サッカー日本代表のエース。本田圭佑は言いました。


「得点に絡めるように、しっかりチームに貢献できるように。満足させられる試合をお見せしたい」


その直後のW杯アジア最終予選B組オマーン戦。彼は見事な先制ゴールを叩き込みました。




日本を飛び越え、今やメジャーが認める日本人スラッガー松井秀喜は言いました。


「アイム・レディ(準備はできている)」



その直後のホワイトソックス戦。彼はレイズの一員として復帰第1号を放ちました。






一流のアスリートとは、自身が持つ究極の能力をそれ以上でもそれ以下でもなく正確に把握し、臆することなく言葉にすることで自らに重圧を課し、それを実現することでさらなる高みへと昇る者のことである。





有言実行





それは彼らに与えられた天命


そしてそれは世界中の人々を熱狂の渦へと巻き込む壮大なストーリー



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



本日の対戦相手はダルマ。


今年の開幕戦で10‐3と圧勝した相性のいい相手なのですが、やはり気になるのは相手の人数。

ダルマ・ペッカーあたりは人数不足で試合中止になる可能性がなかなかに高いので注意が必要なのだ。



3時半ごろには12、3人揃っているホトケに対し、ダルマは4時半になっても8人。

結局、助っ人を貸し出して試合開始。





8人ってダルマにしては多い方やな…



京阪リーグ通のプリチーなファンならばお思いになってでしょう。






しかし!




ボール
ボール
ボール


フォアボール!




なんと相手投手が四球連発。


そう、ダルマにはピッチャーがいなかったのです



2アウトまでに6つの四死球で4点をもらうと、



打者一巡してなおも満塁。


打席には先ほどフォアボールの1番・ニシオカ





カキーーーン




打球はセカンドの正面へ


しかしあまりに痛烈な打球に反応できない!




そのまま右中間を破る2ベース






カシワギ「あの人また打ちよった。例のごとく2塁上でヒルな笑みを浮かべるんやろうな…。




…!? 何ィーーーッ!!






なんと2塁上のニシオカ、両手を顔にあてがいむせび泣いている!




一体、何が起こったというのか…。




ニシオカ「ひっく…ひっく…。ありがとうございます…。」









通算100安打達成








なんとこのヒットで京阪通算100安打。



さらにこちらをご覧いただこう!












そう、今日この試合で100安打を達成すると、彼は宣言していたのだ!




有言実行は一流アスリートの証!!





そんなこんなで初回に計8点を奪う。





イケダ「これはもう勝ちですね。へんなピッチャーに打ち取られて打率下がるのは嫌なんで。さっさと2安打ぐらいして交代したいですよ。」


ニシオカ「そうやな。今日はこっちの人数が多いし、さっさと打って早めに代わろうか。」





するとその直後。




マキノの影分身の後、打率急下降中のモリが特大の2ベース、マウラの影分身と続いて




再び満塁で打席にはニシオカ




カキーーン



ライトへのポテンヒット




続いてイケダ




ドカーーーン





この日2本目の2ベース





イケダ「んじゃあ、シャクさん。我々はこの辺で御役御免ということで。」






まさに有言実行!





有言実行は一流アスリートの証!







「なんて神々しい1・2番コンビなのかしら…。やだ…、これってまさか恋?(/ω\)」



なんて我々の魅力の虜となった方々も多数いらっしゃることでしょう。





しかし、この男を忘れてはいけません。



有言実行男はもう一人いるのです















ドカーーーーン!






もう一度言おう




有言実行は一流アスリートの証!






2試合連続の特大4号3ラン




白球は偉大なる先輩ミツイの生誕を祝う花火となって宙に舞う!!






なんなんだ、この男は!?



ブライアント、バース、ブランコ、シャク。


違和感がないぞ!


実に馴染んでいるッ!!






ホトケのロケットランチャーこと3番・シャク本塁打で14−0。



ちなみにお祝いされたはずのミツイはこのように申しておりました。









2回終了時点で14−0。



もうこうなってしまえば試合どころではありません。


このあとはめちゃくちゃな展開に。






ダルマの投手がいなくなったので、なぜか助っ人のフルタがマウンドへ上がるという珍事が発生。



すると、6%の男・マウラの2ベースが飛び出したり、打率1割程度の情緒不安定男・ドイにもクリーンヒットが。



さらにはモリがこの日2本目の特大2ベースを放つなど、普段では見られない光景が瞬く間に流れていく。






3回終了時点で20−0。



もはや貴重なシーンばかりをあつめた、ホトケの博物館的試合になってしまいました





フルタに代わって相手投手はゲバシャアことウツノミヤ。


しかしそれでも流れは止められず、



サヨナラ謀反男・ハーフハゲにヒットを許すと、元気を取り戻した情緒不安定男・ドイがこの日2本目のヒット、こちらへ帰ってきた打ちそうで打たないはずのフルタには2ベース1本を含む2安打を浴びるなど計5得点。




最終回にはマキノにもようやくヒットが生まれ、これで先発全員安打達成!






25−0






こんな試合見たことない。




なんだ?ここは本当に御所なのか?





我々はパラレルワールドへ迷い込んだのではないのか?





上手くいきすぎて不安になるホトケナイン。







そこに








ウギャァァァアア!









突如響きわたる叫び声…





モリ「ディス スクリーム イズ まさか…。」







ナカムラ「これでもくらえや! …くッ!」




マウンドには大量得点のおかげでお情けリリーフの兄さんが。







カキーーーン









ナカムラ「ウギャァァァアア!!」










兄さんが…










打たれている…












一同「よかった。現実や。」








兄さんが2失点したものの勝利にゆらぎなし。




25−2で完々々々勝!








今日の英雄






ナカムラ兄さん




完全に沈黙していたダルマ打線が2点奪うほどのヘタレっぷり。
いつもと同じように打たれる姿を見て、僕たちは現実に帰ってこれました。
ありがとう兄さん。








誕生日な人々



(このコーナーが2回目だと知っている人は素晴らしいホトケブロガーだ!!)






ミツイ




1打数1三振2四球





せっかくのバースデーマッチなのに、右打者不利なT1グラウンドだったり影分身連発だったり不運だった。


でも、アフターで女マネたちにプレゼントもらって嬉しそうだった。






お誕生日おめでとう!!

世にも奇妙な球物語 〜スヌ戦〜

テッテッテレレー テレレーテレレー♪




テッテッテレレー テレレーテレレー♪
















こんばんわ、ストーリーテラーのニシオカです。





我々がホトケに加入してから、このチームには様々な奇妙な出来事が起こり続けています。



万年下位に甘んじていたチームが勝率9割以上で完全制覇したのはもちろんのことですが、


他にも

3回生に上がる時点で留年が確定したり

口癖が「ゲバシャア」になったり

助っ人に出した打率一割以下のプレイヤーにサヨナラヒットを打たれたり




挙句の果てには、女マネが7人も入ったりとその奇怪ぶりには驚かされるばかり。






しかし、一番奇妙なのは4番のミツイ


昨年、その類い稀な長打力でホトケの『打』の核として活躍し続けたこの男。



今年の打率は0.300。





守れない走れない彼にとっては





「打つか打たないか」




これが全て、これが彼の野球なのです




崖っぷちに立たされた男は一体どうなってしまうのでしょうか。





テーンテテーン♪  


テ−ンテテーン♪



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





前々回のジャス戦、前回のリソ戦とまさかの連敗を喫したホトケ。




他のチームなら連敗ストップのために大きな重圧、不安、意気込みを背負って望まなければならないはずの一戦。





しかし、ホトケは違った。



この2年間で培ったのだ。



「これ以上は負けるはずがない」


「ただの不運が訪れただけさ」




それはまさに「勝者のメンタリティー」。「黄金の精神」。






勝つんじゃない。勝てるんだ。





強い気持ちを抱くことで発揮できる最高のパフォーマンス。





今日の対戦相手のスヌにはそれを跳ね返すだけの力がなかったのかもしれません。









初回


打率4割をゆうに超える至高のリードオフマン・ニシオカが華麗なセンター返しでヒットを放つと、


今シーズン打棒の急成長を遂げた名手・イケダがしぶとくセンターへポテンヒット


さらに斎藤さん以来のホトケの左の長距離砲・シャクが影分身でいきなり無死満塁。








ここで打席には4番のミツイ







今年、得点力不足の大きな要因としてあげられるが「初回の拙攻」




ミツイ「すんません〜〜。いつも無死2,3塁とか1死3塁とかメシウマな状況で打たせてもらってるのに、しょうもない内野フライですいません〜〜。」






守れない走れないミツイに、打てないが加わったらどうなってしまうのか





もはやそこにあるのは人にあらず。



資源を浪費し、食料を貪るだけのただの肉塊



相手投手がピンチを脱出して勢いに乗るためだけの噛ませ犬








違うだろ!お前はそんなもんじゃない!


お前の欠点はドイツ語ができないことだけで十分だ!





ミツイ「ん?よう見たらあのピッチャー、ドイツ語の先生であるクラビッターに似てるな。」








カキーーーン







鋭い打球は3塁線へ!


まるで単位のようにするりと三塁手のグラブの横を抜けるタイムリーヒット





ノーアウトで1点を先制すると



打ちそうで打たないフルタのサードゴロの間に追加点。


さらに打撃不振で6番に打順を落としているヴァギさんことカシワギタイムリーヒット


さらにはホームをレスして御所に住んでいるナカムラ兄さんのしょうもない内野ゴロがエラーを誘い2点追加。







初回だけでなんと5点を奪う。







さらに2回には



ランナーを2塁において再びミツイ








ドカーーーン






京阪ストライクであろう低めボールを見事にすくいあげ、左中間を深々とやぶるタイムリー2ベース




2打席連続タイムリーを放ち2塁上でにやけるミツイ







気持ち悪い!!









さらに6-0と大量リードにもかかわらず、4回の表にはホトケのロケットランチャーの装填が完了







照準ヨーーーシ!






撃てーーい!!










シャク「ヒャッハーーーーー!!」
















ドカーーーン








打球はセンター方向へ伸びる!







御所のセンターは異様に広いのだが









この男には関係ないのかァ!?








深々と突き刺さったーーー!!







第3号2ランホームラン




推定120メートルの特大アーチ!!






8−0とリードを広げ勝利を確信。



しかし、そのあともヒットを量産するホトケナイン。





1番・ニシオカ、2番・イケダ、3番・シャク、6番・カシワギの4人がマルチ安打



さらに打ちそうで打たないフルタもヒットを放ち、打ってそうで打ってないウツノミヤにも安打が飛び出すなど打てや打てやの大騒ぎ状態。







さらに4番のミツイにいたっては…






ミツイ「これでとどめじゃーー!!」







カキーーン







なんと4安打2打点と大暴れ。



打率も一気に0.390まで急上昇







結局、合計14本ものヒットが出て猛打再建。





大量リードに気をよくした主将はこんな粋狂までする始末…







シャク「勝ちの権利得たしもうええわ。マウンドから降りる。リリーフは…」







ニシオカナカムラ「……(ドクンドクン)」










シャク「ウツノミヤ!!」









ゲバシャアアアアアア!!







バッティングピッチャーとして素質を磨き、薬学部のエースとして結果を出してきたウツノミヤが公式戦初登板。







ニシオカ「変化球はカーブだけか?」



ウツノミヤ「ゲバシャ。」



ニシオカ「四球を恐れずに思い切って来いよな。」



ウツノミヤ「ゲバゲバシャア!」



ニシオカ「……(ダメだ、通じない。)」









しかし、ニシオカの予感とはウラハラに意外に好投するゲバシャ。


5,6回と無失点で切り抜けると、


7回にヒット、フォアボールを2つずつ出して1点失うもそのままゲームセット。





見事初セーブを記録する。






8−1で快勝でした。








今日の英雄





ミツイ


(4打数4安打2打点)





シャク


(2打数2安打1本塁打2打点)







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


テッテッテレレー テレレーテレレー♪


テッテッテレレー テレレーテレレー♪












ホトケの選手として崖っぷちに立ったミツイ。

しかし、彼は飛び降りることを選びませんでした。



自分の強い意思を取り戻したのか、はたまた仲間の声が聞こえたからか…


なんにしろ彼は再び野球人としてプレーすることができたのです。



む?



ジョーザキ「はぁ〜、こんなヒットが出た試合でも俺は4打数無安打かぁ〜〜。」






どうやら、また一人。


崖っぷちに立つ男が現れたようです。






テテテテン、テンテンテンテテーテー♪


チャララララ チャララララ

チャラララランラン チャララララーー♪


チャーーン… チャーーン… チャーーン…


チャンチャンチャーーン…




<つづく>