盟友マジシャンズ戦 〜Save the Earth〜
ホトケブログ チャレンジ企画
キミの好みはどっち?ドキドキブログ対決♡
<概要>
ホトケの名ブログ師である‘ミツイ’‘ニシオカ’が同じ試合のブログを書いたら、一体どうなってしまうのかしら? と毎晩、頭を悩ませてしまうプリチーなファンが急増し、若者の夜更かしを深刻化させてきたホトケブログが遂に待望のチャレンジ企画を実行。
<内容>
2人が別々に同じ出来事を匿名でブログに書き、読者は面白かった方にコメントする。
二人の、笑いのセンス・文章力・意地が激しくぶつかる新企画だ。
では、さっそく本編へGO!!
いいかい!もっともむずかしい事は!自分を乗り越える事さ!ぼくは自分の運をこれから乗り越える!!
岸部露伴(ジョジョの奇妙な冒険 第4部より)
前期リーグ優勝を成し遂げたホトケ
しかし、彼らの野球への情熱はいささかも衰えていなかった。
むしろ、さらに激しく燃えたぎっていたのだ!
試験勉強という呪縛から一時的に逃れようと野球に没頭しているわけでは決してない!
前回のダルマ戦が中止になり、試合は約10日ぶり。
そんなホトケに
この後、とんでもない事態がッ!!
ミツイ「なにぃ!?今日は10人しか来ないだと!?しかも、木村はお得意の『今日バイトやし帰るわ』となることを考えると、…… まさか、まさかッ!!!!」
そう、ホトケ事情に詳しい方ならもうおわかりですね。
野球は9人でするスポーツ、逆に言えば人数が9人しかいなければ全員出ないといけない。
その9人の中に含まれているのがこいつらだ!
脅威のクズプレイ 「汚物」
・長い歴史を誇るホトケにおいてその燦然と輝くクズプレイは永遠に語られるであろう。
やる気満々のド素人 「モリ」
・例年なら、野球未経験者も歓迎されるはずなのに、なぜか今年に限って下手な新人がほとんどいない。ゆえにダメな方で目立ってしまいやすいという不幸な境遇におかれている。
つまり
レフト フナコシ(汚物)
センター ミツイ
ライト モリ
という、「お弁当のうた」に出てくる「穴のあいたれんこんさん」よりも穴だらけの外野が完成するのだ。
しかも、今日の相手はマジシャンズ。
もう負けられないマジシャンズは先発にエース・ウナミさんを起用。
これは、ダメかもしれない…
試合前から、そんな思いがホトケベンチを包んだその時である!
ガオーーーーー
マキノ「なんだこの雄叫びは!?お、おい!みんな死んだふりをするんだ!クマが山から下りてきたぞ!!」
そこに現れたのは、ハチミツ色の自転車を器用に乗り回すクマ
ではなくて、それに類似したフルタだった!
フルタ「ガ、ガオー。すいませんガオー。今日の試合に参加するって連絡を忘れてましたガオー。」
ニシオカ「よし、これで汚物をスタメンから取り除くことができる。よくやったぞ!それにしても、5メートル以内に来ないと人かクマかを認識できないような風貌をするのはやめてくれないか。」
久しぶりに後攻となったホトケは先発・木村が危なげなく初回を切り抜けると、その裏。
1番・ニシオカが65打席ぶりの三振を喫するなど、雲行きの怪しい展開に。
なんとかハラダさんが2ベースで出塁するも、4番・ミツイはウナミさんとの相性が最悪。
「たこわさ」に「カルーアミルク」ぐらい相性最悪。
案の定、ボテボテのショートゴロ。これでチェンジかと思われたその時、マジシャンズのファーストにはこいつがいた!
マツイ「ハッハーーー!相変わらずしょうもねぇバッティングだなミツイよ。俺の華麗なキャッチングを披露してやんよぉ!」
どうかんがえてもエラーフラグなセリフを吐き捨てたマツイはなんでもない送球を落球し、その間にハラダさんが生還。貴重な1点を先制します。
ありがとうマツイ。
これでホトケペースかと思われたのですが、いかんせん守備がダメでした。
久々のサードということもあり、ドイちゃんがお粗末なプレーをいくつかお見舞いすると、ショートのシャクがフライを深追いし、センター・ミツイと交錯。
さらに難点だったのが、レフトの中村。
レフト中村とセンターミツイは相性最悪。
「たこやき」に「モスコミュール」ぐらい相性最悪。
左中間に飛んだ打球が守備の連係ミスでことごとくヒットになりました。
なんとか最少失点に抑えたものの、
4回終了時点で2−1の劣勢。
ニシオカ「まだ、大丈夫だ。おい、木村よ。大変だろうが俺のリードを信じて投げ込んでこいよ!!(キラリ)」
木村「すまん、今日バイトやし帰るわ。」
<実況>
「でたーーーーーーーーー、キムラ選手お得意の「今日バイトやし帰るわ」です!どうですか、解説の山本浩二さん。」
<解説>
「これはいけませんね。こういうのはね、チームの士気に影響しますよ。先発ピッチャーっていうのは、どんなことがあっても相手の先発より先にマウンドを降りちゃあいけないもんです。」
というわけで、シャクがリリーフ。
相変わらず劣勢ですが、
ここでホトケは脅威の精神を発揮します。
プライドも意地も投げ捨てて、ベンチ前で円陣を組んだのです。
ミツイ「ぜったい勝つぞーーーー!!」
一同「オォォォォッッ!!!」
みたいなやつです。
その甲斐あったのか、シャクが火の出るような2ベースを放ち、2アウトながらも同点のチャンスにバッターはその飄々とした態度がなんとも愛らしいマキノ。
カキン!
あたりはボテボテのサードゴロ、しかしなんとサードのマツザキくんの送球が悪送球となり、同点に。
ウナミさん「く、くそう。エラーばっかりしやがって、マツイもマツザキも帰ったら2ちゃんねるで死ぬほどたたいてやるからな!
…む、なんだ、これは、この臭いはなんだ?…そうだ、これは動物園の臭いだ。なぜ京都御所という神聖な土地にこのような臭いが…?」
ガオーーーーーー
フルタ「ガ、ガオーーー、ガオガオ、ガオーーーー!!」
(訳:見ておけよ!俺が必ず決勝点を叩き出してやるからな!!)
四足歩行で打席に向かうフルタ。
器用に後ろ脚だけで立ち、両手にバットを持ちました。
ウナミさん「ふん、獣の分際で人間に逆らうつもりか!貴様には人間が持つ高尚な精神がない!そのようなものに打たれると思うのかァァァッ!!!」
フルタ「ガオ、ガ、ガオ、ガオガオ、ガガガオ、ガオーーン。」
(訳:人間はこの地球を汚しすぎた。もう一度、原点に帰らなければならない。ウナミとかいったな、貴君も同じだ、人の子よ。)
ガオーーーーーン
人間の暴走を嘆き、全ての生き物の共存を望んだ一匹のクマが放った打球は二遊間を痛烈に引き裂くセンター前ヒット。
これが待望の逆転打。
ホトケ・マジシャンズの盟友対決は、自然と人間という壮大なスケールにまで広がりましたが、我々ホトケが3−2の勝利で幕を下ろしました。
今日の英雄
フルタ(クマ)
見事な決勝タイムリーヒット。