紅白戦 「先輩VS後輩 仁義なき戦い」
2週間前の朝、ある1回生からメールが届いた。
I田「1回対先輩で試合しません?ヘッヘッヘ!」
俺は激怒した。
最高権力者であるこの俺になんたる無礼なメール!
「挨拶」「最上級のミツイ賛辞の言葉」「♡の絵文字」
1回がミツイにメールする際は、この3要素を盛り込むのが最低限のマナー。
なめくさりやがって…。
そして、さらにひどいのはその内容!
1回対先輩で試合だと?
自分の言ってることの意味がわかってんのか?
打率4割を誇る ミツイ・ニシオカコンビ 防御率2点台 中崎・木村の投手陣 マジシャンズにM1やと思われるほどのオッサン 中村 クズを通り越して汚物 舩越 試合前にアニソン聴いて気分を高揚させる 佐藤
大食いと女遊びに定評のある イワタなど、錚々たるメンバーを敵に回すんやぞ?
つい最近までカリカリシコシコ受験勉強してた若造どもが…。
例えるなら、甲子園優勝チームにバットも持ったことがない茶道部か何かが挑戦するようなもの
笑止!
まあ、いいだろう…。
俺もこういう機会が欲しかったところ。
最近の1回どもの態度はひどすぎる。
もはや、看過できないレベルだ。
俺たち先輩の前ではペコペコしておきながら、胸の内は悪罵痛罵のオンパレードだろ?
K木「ミツイさん!奢って下さりありがとうございます」
↓
胸中「ヘッヘッヘ!財布の中に1万だけ入れといて、小銭0なら奢ってもらえるしラッキーだぜ!ミツイはめんどいのが嫌い。この作戦はつかえるぜ!」
柏G(賢い人なら、上と合わせることで犯人を特定できる)「舩越さん、ドンマイっす!」
↓
胸中「しょうもないプレーしやがって!便所に流すぞ!タマナシヘナチンが!」
お前たちの胸中くらい、俺の飛び出目「千年眼(ミレニアム・アイ)」で
マインドスキャンできるんだよ!
調子に乗ったお前らを黙らせるのは容易い。
野球で実力の差を見せつければいい。
ぶちのめしてやる!
もう二度と俺たちに逆らえないようになぁああ!!!
こうして、ホトケは6月2日 岡崎球場で紅白戦を行うことになった。
タダのお遊び紅白戦じゃない。
覇権を争う真剣勝負!
結果はいかに…。
先輩チームは初回、キムラの捨て身タックル、ニシオカの内野安打でいきなりのチャンス☆
ここでむかえるは4番 怪物 ミツイ
ミツイ「さぁきかせてくれ!!!おまえらの恐怖の叫びを!さぞいい響きだろうよぉおお!」
華麗なライトへのタイムリーで1点先制☆
続く 5番 大食い イワタ
イワタ「明日はゼミ発表だけどそんなの関係ない!なんたって俺は去年の後期取得単位0…。もう失うものは何もない!」
ゼミ発表の前日に野球をするクズ イワタの見事なレフトへのタイムリーで追加点☆(明日の惨劇の前に野球の神様が打たせてくれたんかな♡)
豪腕 釈から2点を奪い取りました!
しかし、2回
1年軍チームが信じられない卑劣な手段に打って出る!!!
フルタ(熊に酷似)「ライトの汚物を狙い撃ちしてやるぜ!ガオーーーン!」
フンコシ(フナコシ(汚物)をフン(糞)を用いて表記)「ひぃいいいーーーん!」
ライト前ヒットがツーベースに…。
牧野「あれ?ライトに汚物が!掃除せねばだ!」
フンコシ「やめてーーーーーーー!」
なんて奴らだ…。
守備の下手な先輩を狙い撃ちするなんて…。
こいつらのやってることは「弱い者イジメ」「女の子を殴る」並の最低な行為
ゆるせねえええ!!!
その裏の先輩の攻撃
きび団子先輩のヒット、俊足キムラのピッチャー前ヒットでチャンスを作ると
打席にはアニオタ クズ佐藤
佐藤「ミツイさんが俺を信じて2番起用してくれたんだ!絶対打ってやるぜぇえ!」
キーーーーーン!
打球は前進守備の内野を抜けるセンター前2点タイムリーに!
クズに打たれたことでよほどショックが大きかったのでしょう。
桃太郎さんとカモ葱の前に、1年軍は完全沈黙
散発で、サワイケ、柏木、民西のヒットが飛び出るも10回まで得点なし。
4-1のまま、11回の裏 1年軍の攻撃へ。
ニシオカ「さっきまでの威勢はどうした?おまえらの姿は戦隊シリーズの悪役そのもの。最初は調子に乗ってるが、最後には必ず敗れさる。ハッハッハー!」
カシワギ「まずい…。このままでは負けてしまう。そうだイイことを思いついたぜ!」
1年軍はドイ・フルタ・タミニシの捨て身タックル・影分身攻撃で満塁のチャンス☆
カシワギ「やれ!ヤマグチ!あの作戦だ!」
ヤマグチ「わかってますよ…。これでいいんでしょ?ヒッヒッヒ!」
キーン!
打球は平凡なショートゴロ
ショート ニシオカ軽やかにキャッチし1塁へ送球!
ニシオカ「し、しまったー!ファーストが汚物だぁああああ!!!」
フンコシ「ひぃいいい!もっと優しく投げてくれぇえええ!」
案の定、フンコシは後逸しました。
キャッチャー佐藤「おい!2塁ランナーが突っ込んできたぞ!ホームに投げろ!」
フンコシ「そんなんムリっすよぉおおおおお!」
案の定、フンコシは悪送球しました。
フンコシは2エラーで2点を献上したのでした(-_-)
カシワギ「ヘッヘッヘ!作戦名は『汚物を狙え』だ!大成功だぜ!」
12回表、先輩軍はクズ佐藤がまさかのレフトオーバーのツーベースを放ちワイルドピッチで生還☆
5-3と先輩軍2点リードで1年軍の最後の攻撃へ。
疲れの見え始めたキムラがカシワギに影分身され、打席にはドイ。
ドイの打席で信じられない事態が!!!
ドイ「捨て身タックル・影分身に続き、新しい技を開発した!
その名は『ずつき』だぁああ!!!」
ポカッ!
なんとドイは何もしなくてもよけられるボールにずつきしたのです!!!
そして、「おい、キムラ!どこ狙ってんだ?アブねえじゃねえか謝れよと」、言わんばかりの態度で一塁へ走って行きました…。
ドイの暴挙にキムラが動揺するのも無理はありません。
続くフルタにも影分身され、ツーアウト満塁のピンチに(・へ・)
ここで、打席には池D(この記事の最初に戻ってみたら、こいつが誰か特定できるよ♡)
池田「俺の一言から始まった紅白戦。俺がケリをつけてやるぜぇえええ!」
ボーーーーーーーーーーーン!
快音を残して、打球はセンター 主将 ミツイの頭上へ。
ミツイ「やめろー!この打球が落ちれば負けるんだぁああ!俺たちが負けるなんてことはあってはならないんだぁああ!」
ミツイの魂の叫びを嘲笑うかのように飛んでいく池田の打球。
センターオーバーのサヨナラタイムリーツーベースになりましたとさ…。
池田「ヨッシャオラー!!!先輩どもに勝ったぜぇえええ!」
柏木「たいしたことねえぇええな!あいつらクズだぜ!ヘッヘッヘ!」
ホームベース上でハイタッチを交わし、歓喜の雄たけび、先輩への侮蔑の言葉をなげかける1年軍。
最悪の光景…。
まさに 地獄絵図
これから、1回どもはさらに調子に乗ることでしょう…。
敗者の俺たち先輩は何も言えません(^v^)やれやれです…。
今日のクズ(新コーナー♡)
フンコシ(打っては6打数無安打3三振☆守っては3失点に関わるエラー☆頑張って練習しようね(-_-) )
負けはしましたが、なんだかんだで楽しかった(^−^)
また岡崎で野球しようぜ!
1年どもの顔。どいつもこいつも卑怯そうな顔をしている。