激闘!キッズ戦


俺がショートにいないホトケなんて想像したくないんや!


池田 智英






時は4日にさかのぼる。






ビラ配りを終えたシャクのもとに1通のメールが届く。







クサノ(ジャスのキャプテン)「今日の試合中止にしてくれ〜。人数が集まらん。」






シャク「いいよ。そのかわり今度からうちが先攻でいい?ヘヘヘ。」






先代キャプテン譲りの相手の弱みにつけこむ戦法で先攻を奪いとりに行くシャク







ジャスもその作戦を知っているはずなので当然拒否されるものと思われたが、









クサノ「いいよ!」









シャク「あっさりOKかい!」








ということで、4日のジャス戦は中止。(代わりに練習しました☆)








そして9日のキッズ戦。






試合前にまたしてもメールが。








ワキタ(キッズのキャプテン)「今日の試合3人しか来ないねん」









シャク「えぇ!?」









大体初戦の相手の人数がダルマ戦3人、ジャス戦も3人、キッズ戦も3人って呪われてるやろ。(結局助っ人や新入生でそろっているが。)








京阪リーグのみなさん。きっちり人数をそろえましょう。









そんなこんなで試合開始。







ホトケは4回までにカシワギシャクのヒットなどでチャンスを作るも、去年からの成長の跡が全く見えないフルタイケダが凡退し無得点。







すると4回先発のシャクがヒット、四球で1アウト1,2塁のピンチをまねくと、次打者の打球はショートへ。








名手イケダがきっちりさばいてセカンドへ送球。

セカンド起用のフルタが2塁を踏んで1塁へ送球。

チェンジ。







と思われましたが、案の定フルタが暴投し、相手に先制点を献上。
しかし、その後の相手の攻撃はしっかりとシャクが断ち切りチェンジ。









人の言葉がわからずとも雰囲気で悪いことをしたと悟ったのでしょうか。完全にテンションが落ちているフルタをみんなが励まします。







ミツイ「お前の守備には誰も期待してないねん。」

カシワギ「エラーしたからパフェおごれ!」

ウツノミヤ「ゲバシャシャシャシャシャーーー(下宿サイコー!)」







するとその直後、簡単に2アウトを取られるも1番ニシオカが負けているときに見せる俊足をいかした内野安打で出塁すると、ワイルドピッチで2塁に進塁。






そして続くカシワギのセカンドゴロエラーの間にホームインし、すぐさま同点!








さらにシャクのセンター前ヒット、ミツイの捨身タックルで満塁とし、打席にフルタ(クマ)。








先ほどの失策を取り返してほしいこの場面。みんなの声援がフルタに届きます。








シャク「取り返せ!ここやぞ!」

モリ「おい、フルタ!意地みせたれ!」

マユハちゃん「お土産もってきたわよ♡ でもここで打たなきゃ釘バットであの世におくってやるわ〜★」






ガオーーーン!






凡退。チェンジ。








この後あまりにも恥ずかしすぎたのか、



「ガオガオーガオーーーン(狩りの時間だ)」



といって森に逃げ帰ってしまいました。








この凡退で雰囲気が悪くなったのか、6回裏にシャク一発病を発症し、大ピンチに!








しかし7回表。







「我らは昨シーズンの覇者ホトケ。連勝が続く御所で絶対に負けるわけにはいかない。」












ドカーーーーン











ニシオカがこんなカッコイイセリフを言い残し2ベース。







すると、2番カシワギがライトにタイムリーを放って同点に!







後続が倒れ、7回裏を抑えたため、キャプテン同士の協議により日が暮れるまで延長戦を行うことに。








8回、ホトケは遅れてやってきたドイが2ベースを放ち、ノーアウト2塁のチャンスをつくるも、新入生のハシモト君イケダモリが、いい当たりのファーストライナー、ポップフライ×2でアウトにあり、無得点。







8回、9回と両チーム得点なしで、迎えた10回。







日が暮れてきたのでこれが最終回。







シャクドイのエラー出塁、ハシモト君の捨身タックルで満塁として打席にはイケダ







名言で俺が不動のショートだと主張しているがここまでノーヒット。
守備はうまいがバッティングはいまいちで、特技は合コンとポップフライ







ここで打たなければ、








山口のイケダくんのお父様。息子さんは毎日合コンに行ったり、徹夜で麻雀したりしています。
何とかしてください。









という手紙を送ろうかと迷っていると、










カキーーン








レフト前タイムリーで勝ち越し!







さらに、イケダのタイムリーでベンチがワイワイ盛り上がっていると、










ドカーーーン









モリもタイムリーを放ち3点差!







10回裏最後のアウトをシャクカシワギのファインプレーで抑え、ゲームセット!







何とか勝利しました!











今日の英雄







イケダ 5打数1安打1打点&堅実な守備。




カシワギ 5打数2安打2打点&ファインプレー。




シャク 5打数2安打&10回2失点完投。