イレギュラーズ戦 「驚愕!ホトケに女の子が!?」
お前ら弱い世界じゃ強いじゃろうが、強い世界じゃ下の下じゃ 竹原慎二
あれは2週間前のことでした。
ミツイ「今日は京女のビラ配りだ!がんばろうぜ!」
意気揚々と東山七条にチャリで向かったホトケイケメン衆(ミツイ・ニシオカ・カモネギ男・佐藤)
配り始めてから二時間後
佐藤 「ミツイさ〜ん、もういいじゃないっすか!みんなで野球でもしましょうや!」
ニシオカ「俺も野球がしてぇんだよ!頼むよ!ミツイ!」
ミツイ「しょうがねえやつらだな!ヨッシャー!蕎麦でも食って野球するか!」
一同 「ヨッシャーオラー」
このそろいもそろった野球バカども…。
こいつらが悲劇の源でした…。
僕たちが二時間配った程度のビラ。
入学式の前にまとめてゴミ箱に投入されたのでしょう…。
次の日も、同女に行きましたが、やはり昼飯をなか卵で食って早々に退散しました。(この同女ビラ配りの真相は後述)
その結果、今日まで女の子からの連絡0
どうせ他のチームも困ってるんやろな☆と思い、他チームのキャプテンにきいてみました。
松井(マジシャンズ キャプテン)「俺試合に出ないで、女の子としゃべってんねん♡楽しいわ〜!野球より楽しいわ〜♡」
永田(スヌ キャプテン)「いや〜、花見も10人くらい女の子来たわ♡ヘッへッへ!」
なぜにホトケだけ…。そんなバカな…。これはまずい…。まずいぞ!
途方に暮れるミツイ。
そんなミツイを不憫に思ったのでしょう。一人の女神が舞い降りてきたのです☆
なっちゃん「かわいそうなミツイ…。ミツイファン筆頭として、なんとか力になりたい♡」
心やさしきミツイファンのなっちゃんが寮の後輩の女の子4人を連れてきてくれることに\(^o^)/
みんなこの事実を知って試合前から興奮してました♡
カシワギ(新人)「ミツイさん、俺今日5限まであるんですけどサボるんで行ってもいいすか?俺、野球がしたいんすよ!」
駒井さん(ドエロ)「ミツイ!今日の試合行ってもいいか!俺、野球がしたいんだ!」
カモ葱「俺、今日バイトやけど帰らんわ!野球がしたいねん!」
はぁー、おまえらそんな野球が好きやったんカ。感心やな。
でも、僕には思いっきりキミたちの下心がわかってたけどね♡
と、そんなこんなで試合が始まりました。
先発は中崎さん。
いつも通り、安定したピッチングでしたが、サードの新人ニシオカ(高校時代汚物やった)がエラーをし1点献上。
攻撃の方は、イレの好投手を全く打てず三回までニシオカのヒット一本に抑えられる。
しかし、4回。
ドイちゃん「俺も尊敬するミツイさんみたいになりたいぜ!おりゃぁー」
フラフラと上がった打球はライトの前に落ちるポテンヒット!
ドイちゃん初ヒットおめでと(^v^)
そして、4番には新人のカシワギ
しかし、彼にはまだ4番は早すぎたようで、厳しい攻めに三振に。
カシワギ「これは4番の重みか…。ミツイさんはこんな厳しい打順で結果を残してたのか!怪物だ!」
と、あらためてミツイの偉大さを実感してました♡(カッシーは昨日は大活躍してたよ☆)
続くシーバさんはサードエラーで出塁し、打席にはニシオカ(新人汚物)。
ニシオカ(汚物)「さっきは僕のしょうもないエラーで点を取られちまった。バットでとり返すんだ!」
汚物の打球は奇跡的にセンターを破る二点タイムリーに☆
この2点で今日の中崎さんには十分でした。
途中、カモ葱のセンターゴロや青木さんの懸命な守備もあり1点差で辛勝。
皆さんここまで読んでみて何か不思議に思いませんか?
いつも大活躍でチームを勝利に導いているモンスターミツイが全く登場してないでしょ。
怪物ミツイは試合に出たくてたまらなかったにも関わらず、新人や先輩方のためにベンチを温めていたのです。
素晴らしいキャプテンやと思いませんか?
そして、試合後にはミツイ目当てに来てくれた新人の女の子たちのために、僕の長打力を披露しておきました☆
ミツイのバットから放たれる美しい放物線に彼女たちはメロメロでした♡
また、ファンが増えちまったら大変だな(^O^)イひひ!
今日の英雄
ニシオカ(新人汚物)(全打点をたたき出した。高校の時からしょうもないやつだった。彼が活躍するのは初めて見たしビックリした!)
中崎さん(自責点0の好投)
と、洛星勢が活躍してくれてよかったですな\(^o^)/
今日は女の子がいっぱい来てくれて、みんなソワソワしてましたね〜。
駒井さんが三振したくせにカッコ良く帰ってきたり、西岡くんがカミカミやったり、佐藤くんが三振したり(いつもやけど)
今度は平常心でプレーできるよう頑張りましょう(^v^)
番外編
あれは忘れもしない4月2日のことでした。
キムラ「おいミツイ。同女のビラ配り行かんけ?」
なんだこいつ。京女のときもやる気なかったのに、なぜに同女?
ミツイは内心数々の疑問を抱いていたが、キムラがやる気をだしたんならええことやと
同女に行くことに同意した。
次の日、黙々とビラを配っていた僕たちの前に一人の女の子が立ち止った。
謎の女(のちのカモネギ)「キムラせんぱ〜い♡会えてうれしいです♡♡♡」
なんだこの女の子は?いったいどういうことだ!しかも、目が♡だ!
次の瞬間、キムラの口から信じられない言葉が!?
キムラ「俺、このコと話したいことあるし帰るわ!じゃあな!」
あの時は何が何だかさっぱりわかりませんでした…。
でも、だんだん判明してきたのです!ことの真相が!
キムラはホトケのために同女に行きたいと言い出したのではないのです。
カモネギに会うために同女に来たのです
恐らく、ビラ配りでたまたま同女に明日行く。だから会わないか?
といった、メールを送っていたのでしょう。
カモネギと自然に会える状況を作る。
それがキムラの目的だったんです。
僕ら(ニシオカ・中村・ミツイ)は体よく利用されていただけだったのです…。
そして、今週の日曜、カモネギとキムラはお花見に行くそうです。
ホトケの花見には来なかったのに…。
くしくも、ホトケの花見から1週間後の日曜日に…。
なんていう卑劣な男でしょうか?外道、人の道を踏み外した野獣
それがキムラなのです。
『極悪非道 キムラの実態』p38より引用 著者 ミツイ